(承前) 吉野隆幸さんは帯広の現代アート作家です。2010年代に隔年で開かれて北海道の美術史に大きな足跡を残した「帯広コンテンポラリーアート」全5回のうち最終回(2018年)の「河口」の実行委員長を務めた、「十勝の5人」のひとりです。 ふだんは、古いリンゴ箱を使い回し、インスタレーションを展開していますが、今回は、真鍋庭園内の屋外展示とあって、枝などを束ねたり組み合わせたりした作品が多くなっています。 人間は考える葦である、といえば、フランスの哲学者パスカルの名言です。それをもじって、足(脚)のかたちをした作品が置かれています。これにインスパイアを与えたのが、帯広のレジェンド的なダンサー松本道…