高齢者など弱者にとって住みよい、小回りの効く街作り。
クルマ社会の反省から生まれた都市設計。都市の空洞化、交通渋滞、環境問題などを生んできた自動車中心社会を見直すための施策。歩行者と自動車の共存を目指したトランジットモールや、LRT(次世代路面電車)など、公共交通網の整備により、マイカーがなくとも不便なく都市生活を送ることができる社会を目指す。
パークアンドライド
●従来のコンパクトシティとネットワーク型コンパクトシティの違い このブログは、まちづくりや都市計画、不動産の取引や投資に関して役立つ情報をつぶやくOSSAN(オッサン)のブログです。良かったらブックマークを活用いただき、業務や調べものの時に活用してくれると励みになります。 不動産を売買する上で、まちづくりの方針を学び、その物件との関係を整理し説明しておく必要があります。 そのような日々の業務の中で使用される専門用語など理解するのは重要です。なんとなくの独自の理解で納得していませんか? 建築士試験、重要事項説明などにおいて必須の知識となりますので、こちらの記事が参考になれば嬉しいです。 1 従来…
渋谷区の不動産ベンチャー企業 株式会社NewWest、代表の藤原です。 不動産を手掛けるにあたっては、都市を構成する市民の行動トレンドについて把握することが重要です。 そこで、CBD・中心業務地区へ、人口が回帰しつつあるということを少し。 前回は、地方都市では人口が郊外へ流出していった、都市が郊外へ拡大していったことについて触れました。 しかし近年、上記のトレンドによって都市インフラの維持コストが膨れ上がり、コンパクトシティ構想が唱えられていることについて話していきます。 地方都市では、都市インフラの経費増加や、ひいては交通弱者の増加によって、人口の都心回帰が進んでいます。 都心部近くに、行政…
米国の大学で、ガザ地区に攻撃を続けるイスラエルに抗議する活動が広がっているといいます。学生がキャンパス内にテントを張りパレスチナ支持を訴え、これに対して大学側は学生の排除に動き、多数の学生が逮捕されている事態になっているそうです。 全米の大学でイスラエルへの抗議活動拡大、学生数百人が逮捕 | ロイター ニューヨーク大学は、校内の緊張が高まっているなどとして対面授業を中止し、年内は対面とオンラインを併用する形で授業を行うと発表したといいます。カリフォルニア州ののカリフォルニア工科大学ハンボルト校ではパレスチナ支持のデモ隊が敷地内の建物を占拠したためキャンパスが閉鎖されたそうです。 各地の大学でテ…
4月24日、民間有識者で構成する「人口戦略会議」は―― 全国総数の約4割に当たる744の自治体が、2050年までに20代~30代の女性が半減して「最終的には消滅する可能性がある」との研究結果を公表した。 (⇒ NHK 2024年4月24日記事:“消滅する可能性がある”744自治体 全体の4割に 人口戦略会議) (⇒ 北海道総合研究調査会 2024年4月24日記事:【人口戦略会議・公表資料】『地方自治体「持続可能性」分析レポート』) これはしかし、驚倒・震撼するような結果ではない。 既に10年前の2014年には「日本創成会議」が消滅可能性都市をラインナップしており、これは一世を風靡したものだ。 …
◯食と住 「ヒートかイートか」と言うことばを聞きました。 食費と光熱費、どちらに足らないお金を増やすかと言うことです。 能登の地震でも、このリスクに直面しました。 いきつくところ、餓死か凍死か、です。 ライフラインが停止したわけです。 利用できるセーフティーネットがない人も増えているのです。 能登地震にも、「過疎化する地域に対して、お金を費やすのは無駄」などと暴言を吐く人もいます。 が、もとより、そこに鉄道や高速道路をインフラとして整備しなかったために、物資が運べず、救援も駆けつけられず、大災害となってしまったのです。 他の国では、半島などには、災害も多いので、高速道路などインフラをきちんと整…
1月1日に発生した能登半島地震は、今のところ200名を超える死者を出している。 今回の地震は、能登半島においては数千年に1度の規模と言われている。 その1度が2024年1月1日だったのだから、これは不運としか言いようがない。 平地には大きな段差・隆起・陥没が生じ、港は海底隆起によって海岸線が海へ伸びたことで使えなくなる。 被災者が「もうここには住めない」と嘆くのも当然である。 ところで今回の大地震の特徴の一つと言えば、能登半島というのが日本有数の高齢化率(65歳以上の率)が高い地域だった、ということだろう。 被害の酷かった珠洲市などは、市全体で高齢化率51%。 集落や地域ごとに見れば、高齢化率…
先月26日の宇都宮LRT開業と聞いてちょっと考えた。 ガラパゴス的路線でしかなかったJRバス関東の宇都宮エリア。路線図は元からあるこたぁ有るのだが、これ。 どの路線がどこをどう走るのかがまるでサッパリ。このまま路線再編に漕ぎつけては大変煮え切らないので、再編される前後の路線図を識別力UP&ざっっっと抽象化してみた。はあ、暇とはいえ何時間かかったのだろうか…。 ※見づらかったら拡大して見てネ ※1 開通前の路線に付したアルファベットは筆者の便宜上のもので、系統番号とは何ら関係ない。 ※2 開通後の路線の数字は、JRバスの設定した系統番号に倣って付した。 <LRT開通前> <LRT開通後> 大きな…
世界の住みやすい都市ランキング、 上位7都市の実践を豊富なカラー写真&図面で紹介! アムステルダム、コペンハーゲン、ベルリン、ポートランド、トロント、メルボルン等 7都市に学ぶ世界で最も住みやすい都市づくり。 世界のコンパクトシティ: 都市を賢く縮退するしくみと効果 作者:谷口 守,片山 健介,斉田 英子,髙見 淳史,松中 亮治,氏原 岳人,藤井 さやか,堤 純 学芸出版社 Amazon
「15分都市」という言葉を知りました。 2020年にパリ市長が掲げたことだそうです。 sotonoba.place そういえば日本でも「コンパクトシティ」という事を聞いたことがあります。 コンパクトシティ - Wikipedia 徒歩または自転車で15分圏内に全ての設備があれば、 そりゃあ便利でしょう。 でも、特定の地域に限られますよね。 ちなみに、 私の団地は商業圏の一番端っこにあり、 南側は15分どころか1時間歩いても田んぼと山しかありません😅 反対に北側には徒歩15~30分圏内に、 スーパーやドラッグストア、ディスカウントショップ初め、 ほぼ生活施設は整っています。 ついでに職場も圏内。…
とても興味深く読ませていただきました。 上記記事を読んでいて思い出したのが、5年ほど前に読んだ下記の書籍でした。結局は都市計画の大枠を昭和の頃から変えられずに、野放図な開発を放置したツケが今になり回ってきているということでしょう。 というよりは現在進行形で続いていますね。 当時の限界分譲地は今のタワーマンション(タワマン)ですし。 都市部とはいえ、人口減少が続く中でここまでタワマンに需要があるとも思えませんし、明らかに投資家を当て込んだ建設ラッシュだろうと思います。そしてそのことが、自治体のインフラ整備にも深刻な悪影響を与えています。 タワマンの建設ラッシュにより極端な人口の偏在が起こることで…