感想 この本の感想は、「すごい」の一言に尽きる。 この本の主人公の「古倉」は、18年間もコンビニでバイトをし続ける成人女性である。 古倉は昔から周囲の人の価値観が理解出来ず、周りから気味悪がられていた。そのことに悩む両親や妹を見て一、生懸命普通の人間になろうと努力をしていたのだ。 そんな中「コンビニ店員」という職業に出会い、彼女はコンビニにいる間、「普通の人間」になることが出来るようになった。 しかし大学を卒業してもコンビニ店員であり続ける彼女を、周囲の人間は異常だと思うようになる。 というストーリーラインなのだが、僕がこの作品で特に印象的だったのは「白羽」という男と同居を始めた直後の周囲の反…