前回 引き続き、ハイパーお祭り映画 昭和ゴジラと言えば娯楽路線、シリアスをかなぐり捨てたものと偏見を持たれる方も多いでしょうが、恐らくその原因は本作と前作「ゴジラの息子」の影響が大きいでしょう。 これまでのゴジラ・シアターにおける上映作が、昭和ゴジラの中でもかなりシリアス。メカゴジラ二部作や「怪獣大戦争」でしたが、ここに来て「三大怪獣」の系譜とも言うべきお祭り映画。 「三大怪獣」の後に一旦「大戦争」を経由して、再度「南海の大決闘」を踏まえ、「ゴジラの息子」の次回作である本作「怪獣総進撃」。 当時の観点で言えば娯楽路線の集大成であり、昭和シリーズのとにかく怪獣を出し、作風次第ではメカも山盛りにお…