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ゴミ屋敷

(一般)
ごみやしき

不動産の所有者かつ居住者である独居老人などにより、異常な量のゴミが集められた屋敷のこと。
漫画家の根本敬が著書内で紹介し、近年はTVのワイドショー等でも興味半分で扱われるようになった。
主な原因は、不動産所有者の認知症など脳疾患による医学的事由と考えられており、
問題解決には、ワイドショーの安易な突撃取材から引き起こされる偏見を取り除き、社会的コンセンサスを得ることが急務である。

自治体が訴訟を起こしたケース

大阪市城東区の市営住宅の一室をごみで埋め尽くし、撤去指導にも応じず、市がゴミによる近隣への迷惑行為を理由に、2008年8月部屋の明け渡しを求める訴えを大阪地裁に起こしたケース。

市によると、男性は2006年9月、市営住宅1階に入居。
室内を廃自転車や廃材、生ごみで埋め、一部は廊下や裏庭にもあふれ出るようになった。
市は21回にわたって訪問指導したが、男性は「ごみではない」と撤去を拒否。
「食事を作るため」などとして室内や裏庭でごみを燃やし、消防車が駆けつける騒ぎも8回起こしていた。

男性は11月に強盗致傷事件を起こし服役中。
親族も清掃に応じないため、訴訟に踏み切った。
家賃は2008年3月分まで納められていた。

別件逮捕のケース

埼玉県行田市の“ごみ屋敷”2008年10月10日日、道交法違反(禁止行為)の疑いで埼玉県警行田署に逮捕される。
この問題に道交法が適用されたのは特殊な事例。

自転車修理業を営んでいた容疑者となってしまった男性は、1995年頃から中古自転車や家具、家電製品、廃材などのゴミを拾ってきては自宅敷地内及び歩道にまではみ出して放置。
周辺住民の苦情を受けた市や県が再三撤去を要請があるが応じてこなかった。
テレビで「ごみ屋敷」として2003年テレビ朝日系「いきなり!黄金伝説。」で報道される。
2006年に市や県が強制撤去に着手。
2007年と2008年2回ずつ撤去し、さらに道交法違反で書類送検して罰金1万円ずつ支払わせた。

自治体の条例による対応

東京都荒川区が立ち入り調査拒否妨害で罰金最高10万円、命令拒否で5万円を科すという条例(2008年4月1日施行)を検討するなど、各自治体制定の迷惑防止条例で対応を試みるケースも見られるようになってきている。

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