プラトンの手による対話篇。 手に入れやすい邦訳は次の通り。
また、上述の書物に対する出版社の解説は次の通り。
ソクラテスと三人の人物との対話は,弁論術が立身栄達の術とされている現実や若い人の実利主義的道徳意識などを次々と明るみに出す.プラトンは本編によって,個人の道徳と同時に政治の問題を追求し,アテナイの現実の政治に痛烈な批判を投げかけた.後に『国家』において発展させられた哲人政治の思想の第一歩である.*1
*1:参照URL:http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/5/3360120.html
1.序論 本稿は、『ゴルギアス』を主なテキストとしながら、プラトンへの理解を深めることを最終的な目標として作成されたレポートである。本稿の目的は、『ゴルギアス』における善と快の関係性を明らかにし、どのような人間が最もよい存在なのかを考察することである。したがって本論においては、作品内におけるソクラテスの主張について順を追って説明し、それらを対比することで善と快の関係性を明らかにしてから、その対比を元に、最もよい人間像の具体的な内容を説明していく流れを取る。 2.本論 まずは、ポロスとの対話の中におけるソクラテスの主張を確認する。ここにおけるソクラテスの主張は、不正を行なうこと、すなわち善にまつ…
読んだ本 なだいなだ『権威と権力-いうことをきかせる原理・きく原理-』岩波新書 (1974) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 対話形式で展開されるので読みやすく、かつ内容的にも深みがありひとまず106ページまで読み進めた。 主人公のA君と精神科医の著者が語り合うスタイルとなっている。 あらすじは、A君は精神科医に「学校や政治にまとまりがなく、てんでんばらばらになっている」と漏らし、不満に思っている。そこで精神科医と「まとまりのなさ」について一緒に考え、権威と権力の構造を掴んでいくという流れとなっている。 ・・・ いちいち内容をまとめるとつま…
こんにちは。冨樫純です。 独学で、政治学を学んでいます。 そこから、個人的におもしろいと感じたところを引用し、感想を書きたいと思います。 タイトル 「ゴルギアス」と「国家」 自らが「よく生きる」ことをめざしたソクラテスは、なぜ死に追い込まれたのか。 このことを自問したプラトンは、ポリス自体の改革に乗り出さなければならないという結論に達した。 ソクラテス自身は政治にかかわらなかったが、彼の倫理的模索は最終的に既存の秩序と衝突せざるをえなかった。 そうである以上、魂への配慮を可能にするような国家を新たに作り出すしか道はないと、プラトンは考えたのである。 プラトンはまず 『ゴルギアス』 (前380年…
門井慶喜『地中の星』(新潮社)彩瀬まる『新しい星』(文藝春秋)今村翔吾『塞王の楯』(集英社)柚月裕子『ミカエルの鼓動』(文藝春秋)山本健人『すばらしい人体』(ダイヤモンド社)岩田慎平『北条義時』(中公新書)野口悠紀雄『戦後日本経済史』(新潮選書)南原 詠『特許やぶりの女王』(宝島社)半藤一利・加藤陽子・保阪正康『太平洋戦争への道 1931-1941』(NHK出版)プレヴォ『マノン・レスコー』(野崎歓訳・光文社古典新訳文庫)古矢 旬『シリーズ アメリカ合衆国史4 グローバル時代のアメリカ』(岩波新書)ジョン・W・ダワー『戦争の文化 パールハーバー・ヒロシマ・9.11・イラク』上・下巻(岩波書店)…
Aristotle Pol.Ⅶ.2. Translation アリストテレス『政治学』 第七巻第二章 訳 ギリシア語テキストは、Ross, W.D. “Aristotelis Politica”, Oxford Classical Texts: Clarendon Press, 1957, Repr. 1964.を使用した(いわゆるOCT)。*1 *1:ただし、Newman、Susemihl & Hicks、Dreizehter、Aubonnet、も参照し、Rossの読み方を採らない場合もある。個別箇所でのテキストの選択について注を参照のこと
はじめに どうも、MASSANです。 今回は「世界の名著6」を読んだ感想を書き綴っていく。 6巻にはプラトンの著作が収録されている。古代ギリシャの哲学を学びたいという方におすすめだ。 では、さっそく本題に移ろう。 プラトンを読んだ感想 この巻に収録されている著作は以下の通り。 (横にある星は個人的なおすすめ度を表す) ・リュシス ★★ ・饗宴 ★★★ ・メネクセノス ★ ・ゴルギアス ★★★ ・ソクラテスの弁明 ★★★ ・クリトン ★★ ・パイドン ★★★ ・クレイトポン ★ ご覧の通り、6巻はプラトン尽くしとなっている。 中には「饗宴」「ゴルギアス」「ソクラテスの弁明」などの有名作品も収録さ…
定時起床。眠い。シリアル、朝刊。 朝、歩いて大学へ。午前中は某翻訳チェック(2件)、メールの返事など。某氏に学内便で献本分を発送してもらう。あっという間にお昼。 お昼、中央購買部に買い出しへ。うわさ通り、ビーガンラーメンが復活していた。 お昼すぎ、KURAの某氏来訪。対面で話すのは久しぶりだったので、いろいろ相談。そのあと、もう一件臨時の相談。 昼下がり、院生の某研究相談二件。 夕方、ようやく某講義の準備を少し。疲れたので少しアルコール。某英語論文の推敲ができていない。 夜、バスで帰宅。夕食。娘が宿題を学校に忘れてくる。某論文に目を通す作業。 夜中、風呂。うとうとしながらニコマコス。もう少し勉…
定時起床。シリアル、朝刊。 朝、歩いて大学へ。午前中は某授業準備、某翻訳チェック、某授業。ゴルギアス。カリクレスとの問答。 お昼はカップスープなど。 お昼すぎ、某君に手伝ってもらってメールの返事など。 昼下がり、某演習。愛と道徳。 夕方、百万遍に買い出しに行き、研究室で第三演習。 夜、百万遍で続き。夜中にバスで帰宅。しばらくスイッチなど。 寝るべし。 そういえば、ゴルギアスの話が出ていたので『不思議な少年』を読んでいる。おもしろいな。 不思議な少年(2) (モーニングコミックス) 作者:山下和美 講談社 Amazon
徳の小学校 【孝経の言葉】 聖人は、この厳粛さを増すということを基にして、敬意の表し方を教え、 自然な親しみの感情を基にして、正しい愛情の持ち方を教えられた。 聖人の教えは、ことさら厳粛にしなくても教化が成り、 孝による政治は、ことさら厳格にしなくても自然に治まるのである。 八月生まれの猫 【柳原白蓮先生の言葉】 泣けよ、叫べよ、悲しめよ、おお人生劇場の豪華版。 迷妄のままに死ぬるも人生ー。 大悟の境に進むも人生ー。 【漢詩漢文名言辞典から】 礼は夫婦を謹むに始まる。 人間社会を保つに大切な礼は、 夫婦の間をきちんとすることから始まるのだ。 (礼記) 【哲学者の言葉】 何ものも存在しない。存在…
▼そういえば先週送ったメールは残念ながら読まれなかった。というわけで今週も頑張って送った。これもまた一つ楽しみになって、1日を、その1日を生きるための糧となるので、送っただけでも偉いと思っている。 ▼小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)を読み始めた。1章を読み終えたところだ。主題とは全然関係ないのだが、瞬間は、クロノス的時間ではなくカイロス的時間にあるのかもしれないと考えていた。プラトン『ゴルギアス』(中澤務訳・光文社古典新訳文庫)もゴルギアスが論駁されるところまで読んだ。▼今週の勉強は良いスタートを切った。先週は忙しすぎてひどい有様だったのでまた頑張りたい。転職の資料まで目を通す…
定時起床。シリアル、朝刊。 早朝、娘をバス停に送ってから大学へ。 午前中は某翻訳チェック、某授業準備、某授業。ゴルギアス2回目。今日は比較的予定通り。ポロスからカリクレスの名演説のところまで。 お昼、ベジラーメン。 お昼すぎ、某氏に手伝ってもらって仕事。メールの返事など。 昼下がり、某演習。パトナム。 夕方、少しメール。それからビールの買い出しに行き、しばらく研究室で歓談。 夜、某沖縄料理屋で夕食。 夜中、帰宅。少しスイッチ。寝るべし。
昨晩は深夜に一度目が覚めてしまったので、しばらく某三校の作業。夜明け前からしばらく寝る。 朝、シリアル、朝刊。急いで支度して雨のため娘と一緒のバスに乗って大学へ。 午前中は某翻訳、某講義の準備、某講義。ゴルギアスその1。講義室のAV設備の設定に苦しむ。また、初めての内容の講義で時間配分がうまく行かず。 お昼はベジラーメン。マスカットのお裾分けをいただく。 お昼すぎ、某氏に手伝ってもらって仕事。メールの返事。 昼下がり、某演習。剥奪説。 夕方、ドイツ人研究者たちが来たので研究室で歓談。 夜、みなで台湾素食の店で夕食。そのあと、コンビニでビールを買って研究室でもう少し話す。 夜中、バスで帰宅。さっ…
少し遅めに起床。主に娘の学校が週末の体育祭の振替休日のため。シリアル、朝刊、朝風呂。ゴルギアス。 朝、遅めに大学へ。少し某翻訳をしてから本部棟の某会議に出席。お昼前に終わる。 お昼はベジラーメン(アマゾンで箱買いした)。某翻訳の続き。 お昼すぎ、しばらくメールの返事など。 昼下がり、娘に留守番をさせているので早めに帰宅。ドラッグストアで買い物。オンラインで某氏の研究相談。洗濯物を取り込む。 夕方、オンラインで東京の某氏と研究打ち合わせ。そのあと、某氏とドイツ関連の研究打ち合わせ。まだ何か調子が悪い。 夜、夕食。食後、しばらくスイッチや娘の宿題の答え合わせなど。 夜中、ウォーノックの勉強。シャワ…
定時起床。シリアル。 早朝、まだ娘をバス停まで見送らず、仕事。某翻訳、某二刷のための修正など。 朝、某オンライン会議。それからしばらくメールの返事など。 某再校にも手をつける。 お昼、素麺など。 お昼すぎに少し準備してから、昼下がりに某一回生ガイダンス。1時間弱の教室説明会を2回。院生にも手伝ってもらう。感謝。 夕方、疲れて某ワークショップは参加できず。メールの返事。それから週末の某主題別討議のオンライン打ち合わせ。この準備もしなければ。今週はだんだんやばくなってきたな。来週から後期なのだが。 夜、夕食。食後、少しスイッチ。それから娘の宿題の手伝い。算数で間違えていると怒ってやらなくなるので困…
最初に読んだプラトンは岩波文庫の『ソクラテスの弁明』 ソクラテスのレポート作成のために買って読んだ。魂についての出題だったような気がする。ぐるぐる回る論理のスタートをどこにするかで悩んだ記憶がある。 ソクラテスの弁明 クリトン (岩波文庫) 作者:プラトン,久保 勉 岩波書店 Amazon
昨晩はソファで寝た。シリアル、朝刊。 朝、娘をバス停まで送り、自宅に戻ってくる。しばらく朝風呂。ゴルギアス。 近くのドラッグストアで抗原検査キットを入手。家族が陽性であることが判明。濃厚接触者になったため、各方面に連絡。明日からの教室合宿に行けなくなったのが残念。 新しいApple Watchが届く。古いのからデータの引き継ぎを、と思ったが、iOSをアップデートしないといけなかったりして思った以上に時間を喰う。 お昼は近所のカレー屋で昼食。もう一度ドラッグストアで買い物。娘の学校にも連絡。 夕方、某会議。オンラインで出席させてもらう。娘が帰ってくる。その後、しばらくスイッチなど。娘の担任から連…