Goldberg Variations J.S.バッハの手になる楽曲。BWV988。『ゴールドベルク変奏曲』に同じ。 鍵盤楽器のための曲。作品はチェンバロのために書かれているが、今日ではピアノで演奏されることが多い。最初にアリア(主題)が提示され、それを30回変奏し、再び主題に戻るという構成をとる。 多くの奏者が手掛けているが、中でもグレン・グールドの演奏が有名。
火曜日。平日の火曜日。比較的すんなりと起床。アラーム前に目覚める。早起き要素は、久々の労働を目前にした緊張感半分、朝方の尿意半分。日の出は分厚すぎる雲で遮断。冬場の通勤途上、一箇所とんでもなく眩しい日差しをくらう交差点があるので、朝は薄曇りの方が良いかもしれない。出勤後、軽く準備を整えつつお守り代わりに持参したドリンクを飲み干す。翼を授けられた実感はないが、まあまあ動けた。朝。バナナ、グラノーラ、ヨーグルト。野菜ジュース。昼。ポテトサラダのサンドイッチ。野菜スープ。夜。残った白菜の漬物と明太子で炒飯。なめこと豆腐の味噌汁。納豆オムレツ。夕食後、焙じ茶と塩羊羹。* CD聴きながらスケッチブックに…
20231229(メモ了) 『ゴルトベルク変奏曲』つながりの話 あやまるのもナンですが、汚くて読みづらい新聞の切り抜きの写真です。 この二つの記事で、今年はおしまい。11月のメモを出し終えましたので、これ らは12月に入ってからのもの。 バッハの『ゴルトベルク変奏曲』でもって繋がっている部分がある。 といっても、この二つの記事は相当違った扱いを受けていて、でも、クラシック 音楽系の扱われ方としては、どちらも(らしくて)面白いと思います。 (片山杜秀さんの記事) いつも通り、オタクっぽい、衒学趣味っぽい感じがよく出てまして、特徴のある 語りですね。 ワタシには少々難しくて意味がちゃんと取れている…
iPhone13ProMax 電線のある風景 坪内稔典さんが79歳にして立ち上げた新結社「窓」の原稿を書いていて、気づいたら午前3時半。エッセイは書き上がったので、明日、俳句15句をまとめる作業をする予定です。 音楽:アイスランドのピアニスト、ヴィキングル・オラフソンの『ゴルトベルク変奏曲』
2023年12月5日(火) ・阿部完市の句集『軽のやまめ』を入手。『軽のやまめ』じたいは、砂子屋書房版の『阿部完市句集』でも、『阿部完市俳句集成』でも読むことができるのですが、アベカンの句集のなかでも最も愛着のある一冊なので、原本で読んでみたかったのです。決して安くはありませんでしたが、ほとんど市場に出まわっていない本なので、状態のよい本が手に入っただけでも儲けものです。 ・夕食:伊勢丹好きの妻が買ってきた、かにみそとふぐの煮こごりが美味しかったです。 ・音楽:ヴィキングル・オラフソン『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲』 このアルバムを聴きながら眺められる楽譜がほしいのですが、どの版を選ぶの…
iPhone13ProMax(トリミングあり) 錦糸町駅のホームから見た東京スカイツリー ・錦糸町にある、すみだトリフォニーホールで「究極のゴルトベルク ヴィキングル・オラフソン+清水靖晃&サキソフォネッツ」を聴いてきました。ぼくはクラシックには全然知識がないのですが、このコンサートにたどり着けた自分を誉めてやりたい気分です。いずれ、ゴルトベルク変奏曲は、グレン・グールドよりオラフソンのほうが定番となる日がくるのではないかしら? ・真綾さん+松田直己さん『愛してる?』@西荻窪BREW BOOKS(写真展です) 真綾さんとは、前に一度だけしかお会いしたことがないのに、ぼくのことを覚えていてくださ…
2023年12月2日 ヴィキングル・オラフソン ピアノ・リサイタル サントリーホールバッハ ゴルトベルク変奏曲 聴き終えて、思った。これは人生であると。主題からスタートし、緩急静動の変奏は、まさに人の営みと成長。起承転結、歩み、立ち止まり、喜びや悲しみを経て、最後にもう一度主題に戻る。年月が経ち、穏やかに過去を回顧し、今の自分を見つめる・・・。そう、これは人生だ。 そう思わせるに至らしめたのは、演奏、それとも作品、どっちだったのだろう。 これまでゴルトベルクの他の演奏を聴いて「これは人生だ!」という感想に行き着いたことはないので、ということは、オラフソンの演奏の中にそれがあったということで、納…
iPhone 13 Pro Max ・夜になると、サビ猫くうちゃんは、ぼくの部屋に来て寝ます。 部屋でいちばん暖かいのは、ぼくの布団なので、 くうちゃんとさりげない陣取り合戦が行われます。 今夜は、ぼくとくうちゃんで仲よく毛布を半分こ。 ・ヴィキングル・オラフソンの『ゴルトベルク変奏曲』を もうすこし聴いてから、寝るつもりです。
ミッションを遂行する日記3。 今日は別のミッションを遂行する。←話題がかわっただけ。 私昔からフィリッパ・ジョルダーノが好きなんだけど、 すごく好きな曲がいくつかあるなかのひとつがフィリッパの歌うアヴェマリア。 昔、音大生の友達にフィリッパのバッハのアヴェマリアが好きって言ったら、 「シューベルトだよね?」 って言われて、ずっとシューベルトだと思っていた。 でも私が好きなアヴェマリアは シューベルトの原曲と全然違う。 イタリア語だし、曲もフィリッパ用にかなりアレンジされてるのかな? ・・・っ思ってたんだ。 たしかにフィリッパの歌うアヴェマリアは2種類あって、 ひとつはシューベルトのアヴェマリア…
www.sso.or.jp 名ヴァイオリニストで名指揮者のドミトリー・シトコヴェツキーさんと札響との初共演が、コロナ禍での公演中止(2020年10月)を経て、今回ついに実現しました!シトコヴェツキーさん編曲による弦楽合奏版のバッハ「ゴルトベルク変奏曲」は札響初演。またシーズンテーマ「水」にちなんだ音楽として、チャイコフスキーの「白鳥の湖」組曲が取り上げられました。 今回の「オンラインプレトーク」は、札響のヴァイオリン奏者・土井奏さん、ヴィオラ副首席奏者・青木晃一さん、チェロ副首席奏者・猿渡輔さんがご出演。シトコヴェツキーさん編曲による弦楽三重奏版のゴルトベルク変奏曲を演奏してきたことやシトコヴ…
20年くらい前のことですが、不眠症になったことがありました。 原因はいろいろとあったのですが、気が付いたら治っていました。 そういえば、不眠症に悩む伯爵のためにゴルトベルクが弾いたとされるのが、 バッハのゴルトベルク変奏曲。 この逸話、真偽の程はさておき、 1時間程度の演奏時間の中身は、アリアの主題と30の変奏曲、終わりに再びアリアが登場。 これを聞けば眠たくなることは間違いなし! 眠たいのに、これが名曲なのですね。 弦楽器奏者なので、この曲の弦楽三重奏版は以前から興味がありました。 その版の編成はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。 そうそう、コントラバスの出番は予想通りなし。 実は、この版のチ…
昧爽起床。晴。黄砂飛ぶ。 NML で音楽を聴く。■ショパンのピアノ・ソナタ第二番 op.35 で、ピアノはベアトリーチェ・ラナ(NML)。昨日この曲をつまみぐいしたので、全曲聴きたくなって NML で適当に選んで聴いてみた。このピアニストについては何も知らない。強引で乱暴な、いわば荒削りな演奏だが、大きさと深みがあってじつにおもしろい。よい意味で野蛮な演奏。ベアトリーチェ・ラナ(1993-)はイタリア出身で、ヴァン・クライバーン・コンクールで銀賞その他の受賞歴があるが、これがコンクールで評価されたとはちょっと驚く。ま、大きなダイヤの原石といえ、それが評価されたのだろうな。すっくと直立する世界軸…
オーケストラのような構成というものを深く考えもせずに昨日書いてしまった。僕は音楽の素養があるわけではないから、滅多なことは言えないのだけれど、オーケストラのような楽曲には主題があり、それが時間を経るごとに変奏していく。 半年前から読んでいるリチャード・パワーズの『黄金中変奏曲』に出てくるバッハのゴルトベルク変奏曲をspotifyで聞いて、変奏していく楽曲のことを何となく理解した。 クンデラは、ある生=主題が色々な要因で変奏し、今ここにある生とは別の生になりうることを音楽的表現や構成を借りながら思考しているんじゃなかろうか、ということを思う。 話を戻して(本筋ではなくて脇道かもしれないが)、山本…
【日時】2024.3.22. [金] 19:00〜 【会場】東京文化会館 小ホール 【出演】ピアノ:ルドルフ・ブッフビンダー 【曲目】①ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 op.109 』 (曲について) ベートーヴェンの音楽は様々な面で新しい時代の扉を開いたが、その中でも際立っているのが形式の枠組みを超越していったことである。通常ピアノ・ソナタと言えば、第1楽章にソナタ形式の使われた楽章を含むが、この第30番を見ると、第1楽章は一応ソナタ形式の体裁は保ちつつも、分散和音を基調とした即興的な雰囲気で、前奏曲のような性格をかもす。第1楽章と第2楽章は切れ目なく演奏され、境目も曖昧。…
これは2024年2月の日記の本番です。2月、いつも通りのタイミングで花粉症が始まった。2月、デカいバックパックを使うようになった。たくさんの本を持ち歩くようになった。積読山脈は移動するようになった。2月、アクティビティ・トラッカーを Amazon のカートに入れたり出したりしていたが、ハッと我に返って返す刀で大量の本を積読山脈を積み増した*1。2月、月への着陸に成功した小さな探査機*2は、過酷な月の夜を乗り越えて再起動に成功した。月の一日は地球の4週間だった。 2月、僕らの ACL 冒険の旅が終わった*3。喪失感はあった。そして昨年末に書いた文章(心の中では「エッセルスーパーカップの話」と呼ん…
買ってしまった。 やっぱりスクエアプッシャー。 相変わらず万人受けは期待できない。 1.「Arkteon 1」 「すまし汁」のごとき、シンプルあっさりなギター曲。いかにも前菜。 2.「Enbounce」 未知との遭遇。謎のアゲ感・清涼感。 3.「Wendorlan」 ビート感・音色・展開が、いかにもスクエアプッシャー。 「Big Loada」の音楽を、「Damogen Furies」風のサウンドで解像度を上げた感じだ。 4.「Duneray」 と思ってたら、さらに「Big Loada」っぽい曲が来た! 中でも「Come On My Selector」のリブート版って感じだ。 ドラムマシンの質感…
ゴルトベルク変奏曲のアリア聴く(聴いたことあるけど)。
1月7日(日)のテレビ朝日「題名のない音楽会」の「トップピアニストから届いた!ニューイヤーメッセージ2024」の番組で、あるピアニストの言葉と演奏に心惹かれました。その人はヴィキングル・オラフソン、「アイスランドのグレン・グールド」と評されたピアニストです。 オラフソンがこの番組で演奏したのはバッハの「ゴルドベルグ変奏曲」の一曲目「アリア」です。彼はピアノでこの曲を丁寧に透明感のある音で紡ぎ、癒やしを与えました。 とても素晴らしかったので、すぐにCDを購入しました。 この演奏は以下のURLで聞くことができます。https://www.youtube.com/watch?v=utkmiE7PXU…
マリア・ジョアン・ピレシュ(1944-)というポルトガル出身の女性ピアニストがいる。もう引退したが、29歳だった1974年に日本のDENONレーベルにモーツァルトのピアノソナタ全集をPCM録音したため、1970年代にNHK-FMで彼女の弾くモーツァルトがよくかかったのを覚えている。その頃は「マリア・ジョアオ・ピリス」と表記されていた。私は先年、ピレシュが1970〜80年代にフランスのエラートレーベルに録音した17枚組のCDを安売りで買った。内訳はバッハの協奏曲1枚、モーツァルトの協奏曲6枚とソナタ1枚、ベートーヴェンのソナタ2枚、シューベルトのソナタ2枚と連弾曲1枚、ショパンの協奏曲1枚と前奏…
○日曜日の午後、1月14日、ウオーキング 子曰、若聖与仁、則吾豈敢、抑為之不厭、誨人不倦、則可謂云爾已矣、述而篇三十三 孔夫子はいわれた、学問の道の目標とは、自らを聖人や仁者へと近づけることであるが、私は未だにそれらに及ばない。ただ、止まることなく学問の道を歩み、飽きることなく人に教えることだけだな。 「若聖與仁、則吾豈敢とあるも、常に学ぶ、省みて実践する人こそ聖人であり、仁者なのだと思う」 #論語 ○日曜日の夜、自宅 「毎日、根本通明先生の論語講義を少しずつ繰り返し読み、ノートに写経している」 「参照として、諸橋轍次先生の論語の講義を横に開くと、どうも形が良くない、机上が狭すぎる」 「明日が…
ある日、喫茶店にいってきた。 ユーチューブから携帯でバッハのゴルトベルク変奏曲ト長調を聞きながらウインナーコーヒーを飲んでいろいろと物思いにふける。 なぜ自宅でコーヒーで飲むのとこの喫茶店で飲むのは気分がそれぞれ違うのかを少し考えてみた。 単純に掃除など清潔感がいきわたっているから自宅よりも喫茶店の方が気分がいいのだろうか?それと照明や室内の温度や湿度も違うからであろう。 あと時間帯も関係しているように感じる。 自宅周辺はわりかし、自然が多く喚起をしていると多少自宅の部屋が雑乱としていてもいい空気が喚起によって入ってくるせいか、呼吸で酸素をよく取り入れるからであろうか、喫茶店にいるよりもこの時…
iPhone13ProMax 年末年始に胃腸炎になったり、新年早々めがねを失くしたりして、大変なお正月でしたが、今日、めがねを新調しに行ってきました。最終的に選んだのは、赤のフレーム。今年は変化の年にしたいと思います。 音楽:ヴィキングル・オラフソン『ゴルトベルク変奏曲』 kraja『Hur långt som helst』(邦題:離れていても)
堅苦しい宮廷音楽を「軽音楽」に 未来派の音楽 サティ「家具の音楽」 ハックスリー、ザミャーチン 軽音楽、ビクター・ヤング、モートン・グールド ミューザック 「缶詰音楽」と戦ったペトリロ トーキーの音楽、プロダクション音楽 ポール・ウェストン、ジャッキー・グリースン マントヴァーニ、コステラネッツ エセル・ゲイブリエル、パーシー・フェイス フェランテ&タイシャー エレベーター・ミュージック―BGMの歴史 作者:ジョゼフ ランザ 白水社 Amazon 堅苦しい宮廷音楽を「軽音楽」に ムード音楽の歴史は、教会で行なわれた最初のオルガンリサイタルにさかのぼる。オルガンの調べは、説教の合間に信者の心を和…
晴。 母検査。 ちょっとトラブルがあって遅くなる。モスバーガーのドライブスルーにて、昼食を買う。 ■NML でショルティのベートーヴェン、交響曲第五番(NML)の冒頭を1分ほど聴いてみたが、パワフル(さすがはシカゴ響)だけれど底が浅い。ブラームスのときと同じ感想。 ■ベートーヴェンの交響曲第五番 op.67 で、指揮はアンタル・ドラティ、ミネアポリス交響楽団(NML)。正確な録音年代はわからないが、ドラティ+ミネアポリス響はモノラルからステレオ初期に、マーキュリー・レーベルに大量の録音を残しているという。このベートーヴェン、めっちゃおもしろい。音は現在の基準でいうとあまりよくないが、少し速めの…
東京の図書館から、新年第1回目は、府中市立図書館のライブラリである、ヒンデミットの金管楽器のためのソナタ集の第1集を取り上げます。2回シリーズになります。 ヒンデミットと言えば、20世紀に活躍した作曲家ですが、実に興味深い作品を書いています。その一つが、この金管楽器のためのソナタです。ソナタと言うと、大抵ヴァイオリンやピアノ単独などを想起するかと思います。ところが、20世紀という時代において、まるでバロックの編成?と思うようなソナタをヒンデミットが書いているのです。思わず借りました。 そして、もう一つ借りた理由が、そのピアニストがグレン・グールドだった、という点です。グールドは、あまり群れない…