小澤征爾さんが亡くなられました。 私がクラシック音楽に目覚めるきっかけの一人の方でしたから、いつかその日が来ることはわかっていてもつらいものがあります。でも、これも年を取るという中で経験することの一つなのでしょう。 最初は小学生の時、たまたまテレビで見た「フィルハーモニア管弦楽団の来日公演」ではまってしまったのです。ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮のブラームス交響曲2番。記録を見ると1978年NHKホールの公演ですね。 ブラームスの2番を聞いてそのカッコよさにはまり、なけなしの小遣いをはたいてレコードを買いました。当時LPは2,500円でしたが、1,000円の廉価版もありました。廉…