Southpaw
誰もが認める無敗の世界ライトヘビー級王者、ビリー・‘ザ・グレート’・ホープは、ボクシングの聖地マディソン・スクエア・ガーデンで行われた試合で強烈な右で逆転KOを決め、脚光を浴びていた。彼の武器は怒りをエネルギーにする過激なスタイルだが、妻と娘の心配は絶えない。そして、その怒りが引き金となり、最愛の妻の死を招いてしまう。悲しみに暮れ自暴自棄な生活を送るビリーは、ボクシングにも力が入らず世界チャンピオンの称号を失い、信頼していた仲間、そして娘まで失ってしまう。もはや何もない。明日の生活にさえ困るどん底の境遇の中、ビリーは第一線を退き古いジムを営むティックに救いの手を求める。彼は、無敗を誇った自分を唯一苦しめたボクサーを育てたトレーナーだった。
「お前にはしばらくグローブを握らせない」「お前の短気は命取りだ」「ボクシングはチェスのようなものだ」ボロボロの元チャンプ、ビリーへのティックの罵詈雑言。しかしその言葉には再生のための鍵が隠されていた。やがてビリーは、過去の自分とひたむきに向き合うことで、闇の中に光を見出していく。「娘を取り戻したい」ビリーはプライドも名声もかなぐり捨て、父として、ボクサーとして最愛の娘のために自分を変え、再びリングに上ることを決意する。そして、ティックは復活のための秘策をビリーに授けるのだった…。
(公式サイトより)
*1:Rated R for language throughout, and some violence.
southpaw
野球など一部のスポーツで、左利き(左手で投球する、左打席で打撃するなど)の選手のこと。日本でも、野球の左腕投手やボクサーを指して使われることが多い。そこから転じて、スポーツ選手でない左利きの人をサウスポーと呼ぶこともある。
南(south)の手(paw)の意。その由来は、アメリカ合衆国で、南部地方出身の大リーグ選手に左腕投手が多かったためという説や、日差しの関係上南東向きが多いホームベースに対面する左腕投手の手が南側に当たるからという説がある。
スポーツでは左手を使うと有利になる競技もあるため、選手の中には日常生活では右利きの者もいる。
ゴルフやサッカーでは「レフティ」(lefty)が多く用いられる。