サチェル・ペイジ

佐山和夫の名著『史上最高の投手はだれか』にも書いてあるように、MLB初の黒人選手となったジャッキー・ロビンソンは当時のニグロリーグにおける最高の選手ではなかった、というのは重要なポイントで、ブルックリン・ドジャースは数年後に自分達のチームでピークを迎えるであろう彼の「伸びしろ」こそを評価した。それゆえに当時のニグロリーグにおける最高の選手だった（が、徐々に衰えていくと考えられた）サチェル・ペイジやジョシュ・ギブソンはスカウトされなかったのだった（ジョシュ・ギブソンが早死にしたのは、MLBが自分ではなくてジャッキー・ロビンソンに声を掛けたショックで酒浸りを悪化させたのも一因と言われている）。そし…