仏弟子サッパダーサ長老の告白は生々しく強烈だ。 (仏弟子の告白(テーラガーター)六つずつの詩句の集成より) 405.わたしは出家してから二十五年になるが、そのあいだ、指を一(ひと)はじきするだけの時間でも、心の静けさを得られなかった。 406.心の統一専念を得られなくて、快楽の欲情に悩まされて、両腕をつき出して泣きながら、わたしは住居から出て行った。 407.わたしは、小刀をもって来ようか?わたしが生きている必要があろうか?わたしのような人間は、修学を捨てて、どのようにして死ぬべきであろうか? 下の朗読8分ごろから。 佛弟子の告白07 六つずつの詩句の集成 わたくしが山の洞窟に連れもなくただ一…