聴いてしまう魔力 フラジャイルなジャズ 新譜ではないが、いつか取り上げたいと思っていたアルバム。 サム・ゲンデル。 今や、折坂悠太らとの仕事なとで、日本でも有名になってしまったが、 やはり、発想、編集力の人なんだろう。 我々凡人にはまず思いつかないアプローチが面白い。 ただ、個人的な話だが、彼のつくる音楽自体が私の好みにとても合っている。 聴いているというか、つい聴いてしまうというか。 ルイス・コールと違って、無性に聴きたくなるわけではないが、 いったん聴き出すと、つい最後まで聴いてしまう。心地よい。 正直、とてもリラックスした気分でいられる。 サックスの音色が、これまでのジャズにおける ソリ…