『落第坊主を愛した母』(遠藤周作)を読了。 落第坊主とは有名な作家・遠藤周作自身のことである。この本は監修の山根道公が没後10年記念出版として編んだものだ。 遠藤の母が劣等生であった周作を励ました慈母であったとの印象持っていたが、実は不幸な烈女だったことを知った。 落第坊主を愛した母 作者:遠藤 周作 海竜社 Amazon 以下、この本で、母が周作を励ました言葉。 ・あなたは大器晩成よ。 ・お母さんは周ちゃんは必ず天才があるとみとめているのですからしっかり勉強して下さい。 ・周ちゃんは大きいことをする人間になる。 ・兄は秀才だけど、周作は天才よ。 ・今は他の人たちがお前のことを馬鹿にしているけ…