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サンタクロース

(一般)
さんたくろーす

子供達にプレゼントを運んでくれるサンタクロースは、4世紀頃、小アジア(現在のトルコ)のミュラのカトリック教会の司教、セント・ニコラス(聖ニコラス)と言われている。困っている人や貧しい人を助ける、心優しい聖人だった。ある夜、娘たちを売なければならないほど貧しい家族のもとに、その家の煙突から金貨を投げ入れて、娘たちとその家族を救った。投げ入れられたその金貨はちょうど暖炉のそばに干してあった靴下の中に…。靴下を下げてプレゼントを待つのは、そんな話からきているのだろう。司教の僧服の色が赤であることから、サンタクロースも赤い服を着ている。よい子の守護聖人である点については 塩漬けとか偽装牛肉とかの問題が絡むのでちょっと書けません。

現在のような白ヒゲ・赤服のイメージが広がったのは、コカ・コーラの宣伝絵からである。元々黒服とか緑の服とか赤い格好とかであったが、そういう訳でこういうのが定着。上記のような伝説から、「商人の守護聖人」でもあるので、おねがいしたらしい

ニコラスとネックレース(首絞め用の紐)が紛らわしい関係で、泥棒の守護聖人を、ニクス(水の精ニクシー)との関連から、水関係も守護する。また、ロシアとスコットランドも守護するので、大昔の風刺マンガでは、「ロシア人のサンタさんがいろいろする」ものが結構ある。
 

また、北欧神話オーディン(天空を犬橇で走り回る 魔術の体系をする)、トゥール(天空を走り回る、各戸へ訪って肉を与える)が混ざっているという説が有力である。その割に、異教と聖人信仰を排除したプロテスタントの良い子の所へも最近(21世紀)のサンタさんはプレゼントをあげに来るそうである。プロテスタントへは、クリストキントという幼子イエスが来ることになっていたが、ソレ制定後「クリストキントという名の美少女」が来ることになり、現在はそういう訳。各戸へ訪う場合、シャープスとクランプスという妖怪じみたお供が来て、悪い子へ折檻するあるいは、悪い子へ枝だか石炭だかを与えて「温かい心を持て」という悪魔だか黒サンタだかが来る と言う地方もあるそうである。
因みにクリスマスには聖ウァレンティヌス(聖バレンタインデーの守護聖人で有名だ)という方がよい子へプレゼントを与えるという伝承のあるところもあるそうである。

 

関連語 聖ニコラス祭 サンタ狩り

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