São Tomé e Príncipe (葡)
アフリカの沖、ギニア湾に浮かぶ島国。名前の通り、サントメ島とプリンシペ島とその他の島々からなる。
大航海時代にポルトガル人たちが到達。奴隷を入植させてサトウキビのプランテーションを営んだ。
さらに奴隷貿易の中継点としても繁栄。1822年には現在に至る主要産品であるカカオの栽培が始まった。
1951年に他のポルトガル植民地と同じく海外州となる。その後、独立運動が始まると、他のポルトガル植民地と同じく弾圧を受ける。「リスボンの春」の後、他のポルトガル植民地と同じく1975年に独立を達成。
以後、一党独裁体制が続いた。1990年に複数政党制を導入する憲法改正が行われ、翌91年には政権交代が行われた。
以後、軍事クーデターが発生しても諸外国の干渉で抑えられるなど、政治的には比較的安定している。