落研(私は東海大)の私の一つ下の学年。青山学院・落研の後輩に源海君という男が居た。彼は私より先に放送作家となり、学生時代にラジオ作家デビューを果たしている。 作家としては一年程先輩である。新人の私は、レギュラーを数本持つ源海君は「実力も凄いが、強運の持ち主」だと思っていた。 何の仕事もなかった私にとっては、眩いばかりのスター作家だ。 今「放送作家協会」のホームページで源海君の文章を読んだのだが…。私の考えは間違いだったと確信した。 彼は橋さんと言う作家(作家としてはさん付けとなる)だ。彼は新人の頃、ラジオ局のゴミ箱を漁って、先輩作家の書いた台本を研究していたそうだ。 これは、私にはまったくなか…