原油価格が$100の大台を超えたというニュースに、かつてコモディティ価格が狂乱した時代の「胃がひりひりする感覚」が蘇ります。中国が世界の工場として爆走し、あらゆるコモディティが品薄となり、サプライチェーンの維持に汲々としていました。いかに買い負けずにモノを確保するか。私たちがやっていたのは「事務」ではありません。文字通り「実力行使」の連続でした。 イラン情勢の緊迫を受けて「経済安保」や「官民連携」といった言葉に注目が集まります。しかし、現場を知る調達のプロから見れば、それらはどこか「無責任の体系」を隠すための装置にしか見えません。 いま必要な「危機下の調達論」レジリエンスとは何かを考えてみたい…