アマンダ・シェーネル監督 スウェーデン 2016 ☆☆☆☆ 随分前だけど渋谷のアップリンクで広告を見かけて気になっていた作品。観る前は民族的な差別をテーマに据えた社会派かと勝手に思っていたが、いざ観てみるとどちらかというと最終的には主人公個人の生き方にフォーカスしていくような作り。あと最初に一番書いておきたいこと、サーミの民俗衣装、可愛すぎ。 現代のスウェーデン。長年教師をしていた老女クリスティーヌのもとに、随分会っていない妹の訃報と葬式の知らせが届く。気乗りしない彼女だったが息子に連れられる形で、久し振りに遠い故郷へと赴く。ホテルの窓から外を眺めながら、少数民族であるサーミとして生まれながら…