Zack Snyder 監督、脚本家、プロデューサー
数々のCMやヴィデオクリップを手がけ、『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)で監督デビューを飾る。第2作の『300 <スリーハンドレッド>』で大ヒットを飛ばし、以降ハイスピード映像とスローモーションを交えた独特のアクション描写を用いた映画を連発する。
★★★★☆ あらすじ 異常をきたした人間が人間を襲撃する光景を至る所で目撃した看護師の女性は、安全な場所を求めて逃走し、やがてショッピングモールにたどり着く。 www.youtube.com 1978年の映画「ゾンビ」のリメイク作品。100分。 感想 ゾンビから逃れてショッピングモールに立てこもった人たちの物語だ。21世紀のゾンビブーム初期の作品であり、「ゾンビ」が大衆化した70年代のヒット作をリメイクしていることもあって、内容は極めてクラシックなゾンビ映画となっている。 主人公たちは最初「ゾンビ」というものを知らない。だから当然、噛まれたらたゾンビになることも、倒すには頭を撃てばいいことも知…
2.6 七人の侍のスペースオペラバージョンという印象。DUNEのハルコンネンみたいに残虐な帝国から村を守るため、星を巡って英傑が集められる。既視感のあるいろんな要素が集まっているが画から潤沢な予算は伝わってきた。 が、なぜかときめかない。傑物が出てくるところはいちばんときめかなけりゃならないと思う。アベンジャーズなどマーベルやDCではヒーローが出てくるたびにわくわく感がある。七人の侍で言うなら志村喬と木村功が凄腕の剣客久蔵(宮口精二)に会うところだ。 様々な事情で世間からつまはじきにされた108人の英雄が梁山泊に集まってくる(水滸伝)──というような英傑の登場は物語の導入上いちばん感興を集約す…
★★★☆☆ あらすじ 太古の時代に地球を襲った宇宙人が再び地球に現れ、他のヒーローたちと共に闘おうとするバットマン。 www.youtube.com 「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズ 第5作目。 感想 地球の危機にシリーズのスーパーヒーローたちが集結するスペシャル回だ。復習として前作の「ワンダーウーマン」とその前作「スーサイド・スクワッド」を見直して臨んだのだがあまり関係なかった。それよりもさらに前の1作目、2作目を見直しておくべきだった。スーパーマン亡き後の世界が描かれている。 前半はバットマンがヒーローたちに協力を求める様子が描かれる。地球の危機だというのに皆が案外とつれない態…
Amazon購入ページはこちら 評価【★★★☆☆】3.5/5点満点中 監督 ザック・スナイダー脚本 デビッド・S・ゴイヤー出演者 ヘンリー・カヴィル エイミー・アダムス マイケル・シャノン 他… あらすじ 幼いころから超人的な力を持っていた少年、クラーク・ケント。彼は育ての父との約束でその超人的な力を使わない事を守ったがゆえに、父を失う。死んだ父の「使命を突き止めろ」という言葉を信じ、放浪の旅にでるケントはついに自分の出生の秘密を知ることになる。彼はクリプトンという惑星からやってきた宇宙人だったのだ—。 総評 超人たちの戦いの前には、人間たちの命が軽すぎるというのが本作の問題点でしょう。78年…
これザック・スナイダー史上一番! イーチーバーン! なんだっけこれ? ハルク・ホーガンか!? とにかく、公開バージョンとははっきり言って別の映画! やっぱザック・スナイダーって天才だったんだわぁ! シン・シティの時から気づいてたよー! って感じだよね。 公開バージョンは、映画会社の意向を受けてそれなりに上手く作っていて良く出来てたけど、ごめん! 全然ザックの勝ちー! っていうくらいすごい良く出来てる! ただーし、4時間くらいあるけど! 劇場バージョンのラスボスがまさかのラスボスじゃないっていうね! 本当のラスボス実はいたっていうね。 そんな根底から全然違う映画ある!? ないよねぇ!? サイボー…
「2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』を制作中に降板したザック・スナイダー監督が抱いていた構想に基づき、追加撮影や再編集を施したディレクターズカット版。バットマンやワンダーウーマンたちがチームを結成し、世界の存亡を懸けた戦いに挑む。バットマン役のベン・アフレック、スーパーマン役のヘンリー・カヴィル、ワンダーウーマン役のガル・ガドットらが出演している」シネマトゥデイ 上映版と比べてストーリーのバックボーンが厚みを増し、かなり重厚でシリアスな雰囲気に仕上がっています。 個人的には“アベンジャーズ”より好みかもしれません。 ただ長いので(ディスク2枚 142分+100分)心して観てください…
バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンなど、DCコミックのスーパーヒーローが集結したアクション大作「ジャスティス・リーグ」。2017年に公開された同作の製作を途中で降板したザック・スナイダー監督が、当初思い描いていた構想を実現させるため、追加撮影も行って完成させた新バージョン。2017年に公開された劇場公開版には使われなかった大量の蔵出し映像や新規撮影の映像も加え、再編集を施し、約4時間にわたる大ボリュームで描かれる。スーパーマンの犠牲を無駄にしてはいけないと考えたブルース・ウェインはダイアナ・プリンスと組み、迫りくる脅威から世界を守るため超人たちのチームを作ることを決意。一筋縄ではいかな…
映画好きのハムスターが、登場するげっ歯類の活躍を中心に作品を紹介するよ。 げっ歯類というのは、僕たちネズミの仲間のことなんだ🐀 楽しんでもらえたら幸いだよ。 今日の作品は、こちら🐹 映画「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」 画像引用:ワーナー公式(https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=57551) ↓ 予告編だよ www.youtube.com あらすじ ブルース・ウェイン(バットマン)はダイアナ・プリンス(ワンダーウーマン)と手を組み、迫りくる破滅的な脅威から世界を守るために超人たちのチー…
2月に入ってしまった。 www.youtube.com あけましておめでとうございます。今年初の記事はやっぱりスナイダー監督関係です。 久々にBvSアルティメットエディションを鑑賞したので気付いたことを書いていきたいと思います。イースターエッグと言うほどでもないですが、暇でしたらぜひ見てってください。 1. モンキーデトネーター 参考:https://heroichollywood.com/zack-snyder-lex-luthor-batman-v-superman-new-detail/ レックスが着用しているこのTシャツの絵柄はバンクシーの「Monkey Datonator」である。ま…
www.netflix.comラインゴルト、ワルキューレ、ジークフリート、神々の黄昏。伝説の金庫にワーグナーのオペラにちなんだ名前をつけるという発想がオシャレだ。こういうところにザック・スナイダーというアーティストのセンスを感じてしまうのは私だけだろうか。
※初めに、今作は『マン・オブ・スティール』の続編であり、前作の視聴は必須となります。 批評 スタッフ・キャスト 批評 『マン・オブ・スティール』の続編であり、通常版である『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』よりも30分以上のシーンが追加された今作は、神に対する様々な人間の反応を非常に強く描いた映画となっている。 前作に続き、今作も脚本が上手い。 スーパーマンに対する様々な人々の反応がとても現実的であったり、なぜバットマンとスーパーマンが対峙するのか、対峙するきっかけ作りも上手く、時間をかけて納得いくように描かれる。 そもそもバットマンがどういう存在なのか知らずに今作を視聴する…
※初めに、今作は『マン・オブ・スティール』の続編であり、前作の視聴は必須となります。 今作の批評に前作のネタバレが含まれるので、それでも良いという方のみお読みください。 批評 追記 スタッフ・キャスト 批評 今作は前作を否定する印象を強く感じる映画となっている。 今作は人間の視点を強く描く。 前作でのスーパーマンとゾッド将軍の闘いの中で被害に巻き込まれた市民がスーパーマンを恐れたり、神同然のスーパーマンを信仰する者がいたりと、神が現れた時の様々な人々の反応がとても現実的に描かれる。 しかし上記で書いた通り、今作で感じる印象は前作の否定だ。 その理由は今作ではバットマンの視点で話が進むことが多い…
TVアニメ トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ ~神々の黄昏~ Blu-ray BOX 日本語吹き替え版 「TVアニメ トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ ~神々の黄昏~ 」 ワーナー・ブラザースのDCコミックス実写大作映画シリーズを統括する任を降りて久しいザック・スナイダー。彼は現在Netflixをプラットフォームに、精力的に作品を送り出している。今回、そんなザック・スナイダーが公私にわたるパートナー、デボラ・スナイダーとともに、自身の製作会社「ザ・ストーン・クアリー」からリリースしたNetflixオリジナルアニメシリーズが、『トワイライト・オブ・ザ・ゴッズ ~神々の黄昏~』だ。 「TVアニメ トワ…
批評 スタッフ・キャスト 批評 自身の力を隠しながら生きてきた一人の青年が、自身の運命や人類の存亡などに真剣に向き合った大人向けのヒーロー映画となっている。 今作は非常に脚本に注力されており、すべての設定に意味を持たせ、必要な設定は劇中ですべて説明される。 主軸は血族を巡る戦いであるが、主人公や敵となる人物の設定がじっくり描かれるため、矛盾を感じることなく話を観続けることができ、視聴者も誰かの立場になって考えやすい。 そんな血族を巡る戦いの終着点に一体何を感じるか。視聴後は全く新たなヒーロー映画と感じることは間違いないだろう。 子供はあまり楽しめないかもしれないが、ヒーローが出てくる作品が好き…
bs.tbs.co.jp2008年の『300 〈スリーハンドレッド〉』の続編となる作品。監督はザック・スナイダーからノーム・ムーロに変更。 スパルタのレオニダス王がペルシア軍と死闘を繰り広げる一方、ギリシャ連合を率いるテミストクレス将軍がペルシア大艦隊に相対する姿が描かれます。 前作の激闘の系譜を受け継いだ戦いが見どころ。レオニダス王らの戦いに並行してギリシャ連合の激闘が繰り広げられます。陸戦の多かった前作と対比して海戦が多めなのが面白いです。 主演はサリヴァン・ステイプルトン。2010年代人気を博した彼の肉体美とアクションに注目です。放送情報300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~【吹…
REBEL MOON: パート1 ディレクターズカット 2024年公開 監督:ザック・スナイダー 主演:ソフィア・ブテラ www.netflix.com あらすじ ザック・スナイダー監督によるSFスペクタクル巨編のハードコアなディレクターズ・カット版!銀河のアウトローたちと帝国マザーワールドとの決戦を描く! グロい 撲殺シーンとか、銃撃シーンとか、死体から歯引っこ抜くとか、掻っ捌いた腹からウジャウジャ湧いてくる蜘蛛の子とか、とにかくグロい。 あとガッツリ性交シーン。 …あれ必要かなあ? 村の一員であることを示すシーンor軍時代の経験からあんま抵抗なかったのを表すシーンなのかな? だとしても別に…
bs.tbs.co.jp『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)で名を上げたザック・スナイダーが監督した作品。 紀元前480年を舞台にスパルタの征服をもくろむ大帝国ペルシアと戦うべく、スパルタ王のレオニダス率いる300人の戦士が戦いに挑む姿が描かれます。 VFXを駆使した圧倒的な迫力の映像が見どころ。300人vs100万人という大スペクタクルで繰り広げられるアクションを余すところなく見せています。 主演はジェラルド・バトラー。勇猛果敢に戦う姿、仲間を率いる姿、筋肉美など彼の魅力が詰まっています。放送情報300 <スリーハンドレッド>【吹替】 BS161 BS-TBS(4K) 2024/9/7(…
ブログへのご訪問ありがとうございます。 今回は2006年に公開されたアメリカ映画『300 〜スリーハンドレッド〜』について紹介します。この作品は、古代ギリシャの歴史的戦闘「テルモピュライの戦い」を題材にした歴史アクション映画です。
短文感想 少し笑いとカッコつけに走ってるけど笑いあり熱さありのアクション映画 個人的%率 85% ネタバレ感想 デヴィッドリーチ監督というと「ブレット・トレイン」や「ワイルド・スピード スーパーコンボ」、「デッドプール2」が自分の中で馴染みがありますが、アクションは凄い良いけどもうちょいドラマのテンポ良ければと思った事は結構ある監督で、でもデヴィッドリーチクラスにアクション上手い監督少ないしなぁとも思ってましたが今作は監督の欠点というか気にしてた所を逆にメインのドラマに持ってきていて楽しめました。 事故によりスタントマンを引退していた男が映画のプロデューサーに呼ばれて監督になった元カノに良い所…
REBEL MOON ディレクターズカット/ チャプター1:血の聖杯、チャプター2:赦しの呪い (Netflix映画) (監督:ザック・スナイダー 2024年アメリカ映画) ザック・スナイダー監督が「『スター・ウォーズ』と『七人の侍』にインスパイアされましたッ(キリッ)!!」と豪語して製作されたNetflix映画『REBEL MOON パート1&2』、オレには全然面白くなかった。インスパイアというより安いコピー製品にしか思えなかった。オレはザック映画の大ファンだったのだが、これには絶望させられた。 しかし、その『REBEL MOON パート1&2』のディレクターズカットが製作されたと知って、恐…
短文感想 ザック・スナイダーがやった壮大なスペース・オペラ・・・いやクソ長すぎだよ!! 個人的%率 50% ネタバレ感想 Netflixに1ヶ月間入ろうと決めリベルムーンを初鑑賞かつディレクターズカットがタイミング良く配信されたのでディレクターズカット版を鑑賞しました。 結論から云うとパート1がマジで面白くなかったです。 あらすじとして銀河を支配するマザーワールドの軍の提督が極地の星の一つの村から小麦を搾取しようとして、それを銀河にいたマザーワールドに反感する者達と共に撃退する話で7人の侍とスター・ウォーズを混ぜた話(そもそもこの話は元々スター・ウォーズの映画の企画の1つとして始まってる) そ…
黒澤明の影響:ハリウッド映画への貢献 黒澤明は20世紀を代表する日本の映画監督であり、その影響力は国境を越えて世界中の映画人に及んでいます。特にハリウッド映画界への影響は顕著であり、多くの著名な監督や作品に黒澤の足跡を見ることができます。 西部劇への影響 黒澤明の作品の中で、特に「用心棒」(1961年)と「七人の侍」(1954年)は、ハリウッドの西部劇に多大な影響を与えました。 「用心棒」は、セルジオ・レオーネ監督によって「荒野の用心棒」(1964年)としてリメイクされ、クリント・イーストウッドの代表作となりました。この作品は、いわゆる「スパゲティ・ウェスタン」というジャンルの先駆けとなり、西…
ハッシュタグ「#好きな映画監督ベスト10をあげろ」を集計しました。有効投票1142名が選んだ最高の映画監督は…クエンティン・タランティーノでした! 映画監督ベスト150 順位 名前 投票人数 1 位 クエンティン・タランティーノ 232 2 位 クリストファー・ノーラン 224 3 位 スティーヴン・スピルバーグ 223 4 位 リドリー・スコット 163 5 位 北野武 155 6 位 スタンリー・キューブリック 152 7 位 黒澤明 139 8 位 デヴィッド・フィンチャー 135 9 位 クリント・イーストウッド 127 10 位 ジョン・カーペンター 125 11 位 マーティン・ス…
1月 デヴィッド・リーチ監督作「デッドプール2 スーパードゥーパー $@%!#& カット」("Deadpool 2 The Super Duper $@%!#& Cut" : 2018) アーロン・ホーバス,マイケル・イェレニック監督作「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」("The Super Mario Bros. Movie" : 2023) ピーター・クリフトン,ジョー・マソット監督作「レッド・ツェッペリン 狂熱のライヴ」("The Song Remains the Same" : 1976) ポール・ワイツ監督作「ムービング・オン 2人の殺人計画!?」("Moving On" :…
こんにちは。 気まぐれで2013年公開作品『マン・オブ・スティール』(Man of Steel)を観たのでレビュー。 私は『スーパーマン』シリーズやアメコミにそこまで馴染みはないのだが、『ドラゴンボール』との類似点を見出してすんなり入っていけた。迫力の戦闘シーンにも大満足。 しかし、映画全体の構成が受け入れられず。 100点満点中60点くらいかな。 もう10年以上前の作品だけど、ネタバレされたくない人はご注意。 基本情報 設定も戦闘もドラゴンボールみたいだ 圧巻の戦闘シーンまで映画開始から1時間半を要する まとめ 基本情報 監督:ザック・スナイダー 脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー 原案:デヴィ…