エヴゲーニイ・イワーノヴィチ・ザミャーチン 1884 - 1937
ロシアの作家。ディストピア文学として高い評価を受ける 「われら」を書くが、反ソ的とされ逮捕・投獄された。その後、 国外脱出し、パリで不遇な生活のまま客死した。
ディストピア小説が好きです。「1984」とか「華氏451度」とかの定番を色々読んだんですけど、これも抑えておきたい作品です!はい、「われら」!この小説も極度に管理された社会を描いてて、全体主義は怖いぞー、という作品なんですが(ざっくり)、先ずこの「われら」というタイトルが怖いです。なぜ「われら」か。この作品の世界「単一国」には一人称単数は基本ないんですねー。常に自らを呼称する時は一人称複数です。だから「われら」。なぜか?この社会に「個」はないからです。常に全体の一部であることを求められてるからです。怖いですねー。なぜ怖いか?個人の権利や都合なんてのはまるで考えられてないからです。言ってみれば国…
youtu.be JINJER - Rogue (Official Video) | Napalm RecordsRogue - SingleJinjerデスメタル / ブラックメタル¥510 夜空を彩る想いなど燃え尽きてしまえばいい 月曜日に胃カメラ初❤体験してきますネ。 Kalafina復活キタ――(゚∀゚)――!! と思ったら脱法Kalafinaで私の心は瀕死です。 光文社古典新訳文庫ってKindle Unlimitedで読めるの結構あるぞぃ。 YouTubeとか。 『藍原ことみと青木志貴の絶対無理しない宣言!!』 凄い勢いのある番組始まりましたな(@_@;) 『甘神さんちの縁結び ~猫…
・『われら』ザミャーチン:川端香男里訳 ・『日本の敵 グローバリズムの正体』渡部昇一、馬渕睦夫 ・グローバリズムと共産主義は同根 ・キッシンジャーの軍歴・『世界を操る支配者の正体』馬渕睦夫 ・菅沼光弘 ・『愛国左派宣言』森口朗 また、さりげなく、キッシンジャーがアメリカの情報機関で働いていたことを暴露しています。情報機関で働いていたことは、キッシンジャー自らがグロムイコに明かしたのでしょう。なぜなら、キッシンジャーはソ連崩壊後ロシアのサンクトペテルブルグを訪問したさい、空港に出迎えた当時のプーチン副市長に対し、「まともな人間はみんな情報機関からキャリアの第一歩を踏み出しているよ。私もそうだ」と…
2024年9月20日時点での既刊の光文社古典新訳文庫全401点(【A】文学304点/【B】思想78点/【C】社会科学14点/【D】自然科学5点)をあげた。文庫の整理番号順(注)に従って表記した。編者、訳者は一部を除き割愛した。 (注)光文社古典新訳文庫の整理番号は複雑であり、まず作品のジャンルごとに大きく4つに分けられている。【A】が小説などの文学作品、【B】が哲学などの思想に関する本、【C】が政治・経済などの社会科学に関する本、そして【D】が自然科学に関する本である(【B】と【C】の境界はかなり曖昧である)。 同じ著者でも作品のジャンルが違えば、違う著者番号が与えられることになる(例: ヴォ…
【あ】アーモンドの樹(ウォルター・デ・ラ・メア)アイオワ野球連盟(W・P・キンセラ)愛しているといってくれ(マージョリー・ケロッグ)愛の果ての物語(ルイザ・メイ・オルコット)青い花(レーモン・クノー)赤い高粱(莫言)赤毛のサウスポー(ポール・R・ロスワイラー)悪魔なんかこわくない(マンリー・ウェイド・ウェルマン)悪魔に食われろ青尾蠅(ジョン・フランクリン・バーディン)悪魔の収穫祭(トマス・トライオン)悪魔のベッド(ジャン・レイ)悪魔はぼくのペット(ゼナ・ヘンダースン)悪夢の化身アシスタント(バーナード・マラマッド)明日に別れの接吻を(ホレス・マッコイ)熱い太陽、深海魚(ミシェル・ジュリ)あっぱ…
いよいよ夏本番となりましたが、みなさま日傘は利用されておりますでしょうか。あるとないとでは大違いですのでぜひご利用くださいませ。そして世界と人生の苛酷な日差しから身を守るためにはやっぱり読書ですよね。(無理矢理) というわけで7月刊行の面白そうな新刊です。 ベル・ジャー 作者:シルヴィア・プラス 晶文社 Amazon 1974年、2004年と邦訳が出ていたシルヴィア・プラスの自伝的小説が新訳で登場。近刊に『シルヴィア・プラス詩集』『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国 シルヴィア・プラス短篇集』などあり。訳者は他に『私たちのセクシュアル・ウェルネス 女性の体・性・快楽のメカニズム』『覚醒せよ、セイ…
山口尚『人が人を罰するということ:自由と責任の哲学入門』ちくま新書 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 読みごたえのある本であった。 『格差という虚構』以来、ちくま新書では個人的に最高と思える本であったように思う。 端的に文章が非常に読みやすく、かつ無駄のない理路整然した本であった。 当ブログは有り難いことに、数字をみる限り徐々に読者( ≒ アクセス数)が増えている。 本書の内容を全て要約することは著作権の問題に抵触する恐れがあり、本書の売り上げを下げてしまう可能性はゼロではないので、敢えて結論を書かず、問いかけるかたちにまとめあ…
読んだ本 宮台真司『<世界>はそもそもデタラメである』メディアファクトリー (2008) 松本卓也『享楽社会論ー現代ラカン派の展開』人文書院 (2018) 山口尚『人が人を罰するということ:自由と責任の哲学入門』ちくま新書 (2023) フローベール『感情教育(下)』光文社古典新訳文庫 (2014) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 てきとうに手帳をパラパラめくっているとザミャーチンの言葉が書かれていたので、覚えるつもりで再度書き残したくなった。 ザミャーチン「真の文学は、勤勉で従順な役人からではなく、狂人、隠遁者、異端者、夢想家、反逆者、懐…
堅苦しい宮廷音楽を「軽音楽」に 未来派の音楽 サティ「家具の音楽」 ハックスリー、ザミャーチン 軽音楽、ビクター・ヤング、モートン・グールド ミューザック 「缶詰音楽」と戦ったペトリロ トーキーの音楽、プロダクション音楽 ポール・ウェストン、ジャッキー・グリースン マントヴァーニ、コステラネッツ エセル・ゲイブリエル、パーシー・フェイス フェランテ&タイシャー エレベーター・ミュージック―BGMの歴史 作者:ジョゼフ ランザ 白水社 Amazon 堅苦しい宮廷音楽を「軽音楽」に ムード音楽の歴史は、教会で行なわれた最初のオルガンリサイタルにさかのぼる。オルガンの調べは、説教の合間に信者の心を和…
板前のスタイリスト、木漏れ日のポレポレ、オレゴン州から来たスナイパーのサイドカット... おせちから紅白なますが覗いている...気泡の入ったスマホの保護フィルムにカミソリを突き立てる...労働組合とYMOのコラボレーション...年中無休のそば屋...恵比寿で聞く音楽...田町で聞く音楽...神保町に火をつけて逃走...逃走...本郷三丁目に燦然と輝くヴィーナス... 俺は東京を吹き抜ける一陣の風 携帯灰皿に吠える極夜 中央高地では草木が生い茂る 目が眩むほど中央線通勤快速 足がすくむほど山手線内回り 停車駅を確認しなかったお前が悪い ひたすらお前が悪い 商店街ではボヤ騒ぎ きまりが悪くて痰壺に…
読んだ本 山本貴光『投壜通信』本の雑誌社 (2018) 山城むつみ『文学のプログラム』講談社文芸文庫 (2009) スーザン・ソンタグ『こころは体につられて 上:日記とノート1964-1980』河出書房新社 (2013) ジェフリー・ロバーツ『スターリンの図書室:独裁者または読書家の横顔』白水社 (2023) 執行草舟『草舟言行録 Ⅰ :日本の美学』実業之日本社 (2022) 伊藤守 編集『メディア論の冒険者たち』東京大学出版会 (2023) ドゥブラヴカ・ウグレシッチ『きつね』白水社 (2023) E・M・シオラン『生誕の厄災 新装版』紀伊国屋書店 (2021) ーーーーーーーーーーーーーー…
Executive Summary ジョージ・オーウェルが、第二次世界大戦中および大戦後に人気を博した通俗評論家バーナム『管理職革命』『マキャベリ主義者たち』を徹底的に批判した書評的エッセイ。バーナムは、マキャベリを引き合いに出して、政治は常にエリートのだましあいの権力奪取で大衆は奴隷、イデオロギーなんて大衆動員の口実、パワーこそ正義、と冷徹なリアリストを気取ってみせた。この見立てを元に、バーナムはドイツが勝っているときはナチスこそ新世界秩序の盟主、ソ連なんか一撃でおしまい、抵抗するな、受け入れよと説いたくせに、数年後にドイツが負け始めたら、ソ連最強でスターリン社会主義が世界を支配する、と手の…