アブ・ムサブ・アル・ザルカウィ。
ヨルダン人テロリスト。イラクで活動しているテログループ、ジャマアト・アル・タウヒード・ワ・アル・ジハード(神の唯一性と聖戦団)を率いた。かつてソビエトのアフガニスタン進駐のときも外国人を襲撃したり、ヨルダン王政の打倒をもくろんで投獄されたりしたという過去を持つ。性格的には凶暴であることが知られた。また、メディア利用に関して相当に積極的であった。
国際テロ組織アル・カーイダとつながりがあるとされ、米国はイラクでテロ攻撃を指導しているとして報奨金をかけて行方を追った。イラク政府の発表によれば、2006年6月7日、米軍・イラク軍合同の攻撃によりバグダッド北方で死亡したとされる。
日本の報道では、「ザルカウィ容疑者」と呼ばれることが多い。
2004年7月20日には、このまま自衛隊をイラクから撤退させなければ、日本に対しテロを起こす、とテロ予告を行った。
このメッセージは日本政府に直接向けられたものだ。フィリピン人がしたこと(イラク駐留部隊完全撤退)をしろ
(撤退しない場合は)おまえたちの運命は米国人などと同じことになる
2004年11月2日、日本人旅行者である香田証生を拉致した上で首を切断し殺害したことをウェブサイトで発表した。