The Driver
犯罪者の逃亡専門運転手をしている凄腕の男。彼は刑事に目を付けられ、執拗に追われる。そこに謎めいた女が絡んでくるが。 全ての登場人物名に固有の名前は無く、例えば主要3人の場合、主人公は「The Driver」、刑事は「The Detective」、女は「The Player」などとなっている。また夜のL.A.を切り取った撮影も美しい。徹頭徹尾スタイリッシュなウォルター・ヒルの代表作であるアクション映画。
これって「トランスポーター」とか「ワイスピ」とかの始祖映画??? ザ・ドライバー(字幕版) ライアン・オニール Amazon
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ザ・ドライバー」(1978)です。 サム・ペキンパー監督「ゲッタウェイ」ジョン・ヒューストン監督「マッキントッシュの男」の脚本で名を上げ注目されたウォルター・ヒル監督作品です。この時期、ヒル監督は絶頂期と言っても良かったと思います。この作品「ウォリアーズ」「ストリート・オブ・ファイヤー」「48時間」と佳作、傑作を連打していました。 "ドライバー"(ライアン・オニール)は、タタキの男達を安全な場所に運ぶドライバーだ。"刑事"(ブルース・ダン)は彼をカウボーイと呼んで快く思っていない。 タタキで逮捕した男達にもう一度…
マックイーンがコルト45を構えるそのポーズ。ポンプ式ショットガンをぶっ放すそのスタイルが70年代アクション映画のエンブレムとして刻まれた永遠の傑作 (評価 82点) 笑わないはずの「わらの犬」がはじめて笑った。ハリウッドの反逆児が、人生で唯一飛ばした大ヒットはおしどり夫婦の逃避行だった。 人生にはバイオリズムというものがあるもので。とりわけ紆余曲折が必至の映画監督には山あり谷ありがあって当然だ。ちょうど70年代に突入し、「わらの犬」というホットな作品でセンセーションを巻き起こしたサム・ペキンパーのバイオリズムは明らかに上昇する気運にあった。その上り調子のいきおいにまかせて、マックイーンと組んで…
この映画『バレット』(原題: Bullet to the Head )は、ウォルター・ヒルが監督し、主演はシルベスター・スタローンで2012年のアメリカ合衆国のアクション映画です。 目次 1.序章 2.背景 3.あらすじ(ネタバレ注意) 4.ウォルター・ヒル監督とスタローン 5.まとめ 1.序章 この映画で一番の見どころは、スタローンのポートレートが年齢順に5枚示されるところです。ストーリーに準じているわけでもなく主人公の過去を自分でナレーションしているのですが、何かスタローン自身の生涯の姿を映しだしているようにも思えます。5枚のポートレートの最初は、画面通りなら1968年1月29日、21歳6…
☆☆☆★アンババレンツというか、めんどくさい映画だ。 まず、タイトルが最悪。ダダサダサの極み。これは、強調してもしすぎることはないだろう。村上春樹(ちなみにこっちも好きじゃない)原作通りなのかもしれないが、最近はやりの二文字タイトルとか、映画独自のタイトルにしても良かったはず。短編だから、署名でもないから、そこまでの知名度はないし。 内容の感想をひとことで言えば、「演出はよくできているが、好きじゃない」というところか。 物語的には地味だし、同じことの繰り返しなのに、見るに耐えるということは、構図や編集などの演出がうまいのだろう。 オープニングは、ないのかと思っていたら、突然テロップが。な…
放送日 放送時間 タイトル 放送局 備考 放送日 放送時間 タイトル 放送局 備考 2022/10/1(土) 18:30-20:54 幸福の黄色いハンカチ (1977日) BSテレ東 19:00-20:55 メン・イン・ブラック (1997米) トゥエルビ [字幕] 21:00-22:54 ワイルド・スピード (2001米) BS-TBS(4K) [吹替] 2022/10/2(日) 10/2 その他の作品 こちら 06:00-08:15 悪魔のような女 (1955仏) ザ・シネマ (CS227) [字幕] 無料放送 07:45-09:30 ハード・ナイト・フォーリング (2019伊・米) ムー…
www.thecinema.jp後に『48時間』シリーズ(1982、1990)や『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984)などの人気作を生み出す、ウォルター・ヒル監督のサスペンス作。 ロサンゼルスを舞台に、類まれなドライビングテクニックを持つ"逃がし屋"が、“刑事”との死闘を繰り広げる様子が描かれます。 "逃がし屋"を演じるライアン・オニールと“刑事”を演じるブルース・ダーンのぶつかり合いが熱い作品です。 1978年の作品とは思えない緊迫のカーチェイスシーンは必見。 ちなみに、2011年のライアン・ゴズリング主演作『ドライヴ』にも大きな影響を与えた作品と言われています。放送情報ザ・ドライバー…
久しぶりとなりました。まぁ雨ニモマケズ連休を活用していた事もありますが、落雷の影響でインターネット回線が一時使えなくなるという不運にも見舞われたので更新が遅くなりました。ネットが使えなくなるってなかなか辛いもんですね、ここまでスマホやPCが普及していなかった子供の頃はなんら問題なかったのになぁ。 そんな今回は、デンマークが誇る鬼才 ニコラス・ウェンディング・レフン監督の特集上映が渋谷でやっており、そこで観た2011年の『ドライヴ』と2013年の『オンリー・ゴッド』を語っていこうと思います。毎度のことながら、ややネタバレ注意です。 ドライヴ オンリー・ゴッド まとめ ドライヴ 今まで観た映画の中…
【週末息子と見る映画】のKONMA08がお送りする自己満足ブログ 【08映画缶】 間もなく開演です!! No.559 【48時間】(1982年作品) 今回はパンフレットとチラシです。 《解説》 タイム・リミットは48時間! 俺たちの間には手錠はいらない―― それはムシ暑いある夏の日に始まった―― 服役中の凶悪犯人ガンツが看守を殺して脱走。更に潜伏中の安宿で2人の刑事を虫けら同然のように殺して再び逃走。数日後…サンフランシスコの街をガンツを追って駆け巡る2人の男がいた―― ジャック・ケイツ――15年間刑事の飯を食っているはみ出し刑事である。 レジー・ハモンド――人は騙すが殺しはやらないチンピラ・…
全4項目 ●代表作 ●逢坂剛との対談「世界はハードボイルド」より5本 ●「キネマ旬報」の「映画遺産200 外国映画篇(2009)」より10本 「仁義(ジャン=ピエール・メルヴィル)」より 全4項目 ●代表作 小説「道警(北海道警察)」シリーズ、 ・「うたう警官(笑う警官)」、 ・「雪に撃つ 北海道警察」、 「廃墟に乞う」等 小説家として活躍する佐々木譲が影響を受けた・好きな映画。 ●逢坂剛との対談「世界はハードボイルド」より5本 ※仁義(赤い輪) ジャン=ピエール・メルヴィル…フィルム・ノワール、殺し屋、強盗 現金に体を張れ スタンリー・キューブリック…フィルム・ノワール、強盗、…
ウォルター・ヒル祭り4本目の作品は『ウォリアーズ(1979年)』。 ニューヨーク中のストリートギャングがブロンクスに終結する。ストリートギャング界の大物サイラスが、ニューヨークを自分たちの支配下におさめるために声をかけたのだ。ところが、その集会の最中にサイラスは射殺され、「ウォリアーズ」がその犯人に仕立て上げられてしまう。かくして、ニューヨーク中のストリートギャングから追われることになった「ウォリアーズ」のメンバーは、地元のコニーアイランドへと必死の逃亡をはかるのだった。 随分前に観た記憶の中では、「ウォリアーズ」のメンバーがずっとグループで逃げていたと思っていたのだけれど、見直してみると途中…
昨日ウォルター・ヒル監督の『ザ・ドライバー』を観てしまったので、当然のように今日は『ストリート・オブ・ファイヤー(1984年)』を観てしまう。 何度も何度も観ているのに、またしても夢中になってしまう。冒頭のコンサートシーンを観ただけで涙が出そうになるくらい好きな映画なのだ。あらためて見直してみて、やはり自分にとってこの映画はパーフェクトとしか言いようがない作品であると再確認してしまった。 初めて観た時には、マイケル・パレ演じるトム・コーディが登場したシーンで「えっ、こんな優男が主人公なの?」と違和感を持ったものだが、いまでも若干ではあるけれどその印象はある。「伝説の男」としてのオーラというか野…
ウォルター・ヒル監督の『ザ・ドライバー(1978年)』を観る。 プロの逃がし屋のザ・ドライバーと、その犯罪の現場を押さえるために、銀行強盗を仕込むザ・デテクティヴ(刑事)。そして、犯罪現場の目撃者として巻き込まれるが、それをしたたかに利用するザ・プレイヤー。 キャストはザ・ドライバーがライアン・オニール、ザ・デテクティヴがブルース・ダーン、ザ・プレイヤーがイザベル・アジャーニ。つまり、登場人物にはいっさい名前が与えられていない映画なのである。 いまとなってはこのキャストにピンと来ない人も多いかもしれないが、当時としては実に贅沢な顔ぶれだったのである。ライアン・オニールはというと、『ある愛の詩』…
うなれ鉄拳!オレは猛犬! 街の喧嘩自慢による大怪我上等フェスティバルin倉庫。いつだって倉庫。いま切られた何らかの火蓋! ~うらびれた倉庫街から緊急独占潜入ルポSP~ 1975年。ウォルター・ヒル監督。チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、ジル・アイアランド。 今宵も倉庫街は賭け試合で賑わっていた。そんな折、喧嘩師をマネジメントする男スピードの前に、流れ者の鉄拳自慢チェイニーが現れる。意気投合した二人は一攫千金を狙ってタッグを組んだ。右だ、左だ。ワンツーパンチ。俺のジャブを喰らえ! これが俺のジョブだ! やっちゃいけないのはシャブだ! おまえはモブだ!いま始まる、力と力の拳ケーション。…
レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ドライブ」(2011)です。 多分、レフン監督のキャリアとしてこの作品が一番成功していると思います。内容的には「ベイビー・ドライバー」とか「ザ・ドライバー」と同じゲッタウェイドライバーを主人公にしたカーアクション映画です。彼の作品では、個人的に「オンリーコッド」を推したいのですが、若干バランスがとれていないので… 又、ハリウッド製ノワールスリラーとしてガンファイトではなく、殺陣と言うかブレイドファイトがメインになっているのが興味深いと思います。デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督の面目躍如というと…
前回のブログでフランスのフランソワ トリフォーの恋愛映画が素晴らしいと書いたのですが.一般的にはやはりアメリカ映画が有名でその中でも甘いマスクの恋愛映画向きのライアンオニールという俳優を思い出しました。ライアンオニールといえばテーマ曲も大ヒットしたある愛の詩(アーサーヒラー監督 1970)という作品で主演をした俳優ですが沢山の女優と共演しているなかでとても良い共演相手だと思う作品を見ていきたいと思います。フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞を5回も受賞しているイザベル アジャーニとの共演でザ ドライバー(ウォルター ヒル監督 1978)という作品で犯罪者をお金をもらって逃がし屋(ライアン…
『ドライヴ』☆☆★評価が高いようだが、全然面白くなかった。 ケーブルテレビの番組紹介欄には「世界一寡黙な主人公」とのことだったので、一言二言くらいしか喋らないのかと思っていたが、かなり喋ってたやん!?(´д`) そりゃ、普通の映画の主人公と比べりゃ、喋らないけど。 逆にそのせいで、ろくに喋らないのにアパートの隣人と良い仲になる、という『ジョーカー』のアーサーが知ったら激怒するような展開だ。 昼間はカー・スタントマン、夜は犯罪組織の逃し屋という『ベイビー・ドライバー』のような設定(『ベイビー・ドライバー』がパクったのかな? もちろん、本作自体にも元ネタ『ザ・ドライバー』という映画があるらしいのだ…
フランスのアカデミー賞といわれるセザール賞を5回も受賞しているイザベル アジャーニという女優は私とほぼ同年代でよく作品を見ました。美人でどんな役でもこなせる演技派の方なのですが.私としてはクールな役を演じている彼女が好きです。先ず 私のベストテンに入るストリートオブファイアーを監督したウォルターヒルのザ ドライバー(1978)という作品で犯罪者をお金をもらって逃がし屋(ライアンオニールが演じています)が刑事と攻防する内容の中で絡んでくるギャンブラーの役で出ているのですがライアンに協力しながらも冷めた感じの演技がとても良かったです。 次はフランスの超有名監督のリュックベッソンのサブウェイ(198…