今回のレビューは、舞台『Medicine メディスン』です。 白井晃さん演出、田中圭さん主演の作品。 登場人物は3人の役者と一人のドラム奏者という面白い設定で、この少人数体制でどのような作品が生み出されるのかとても気になっていた作品でした。 ワンシチュエーションで繰り広げられる、掴めそうで掴めない世界観。どういった人たちなのか、そもそもなぜここに集まっているのか、後半になるにつれて徐々に分かってくるですが、私自身は完全には理解できないまま劇場を後にしました。 「一体彼らはあのあとどうしたんだろう…」という疑問を抱えて、ボーっと考えながら家に帰ったときのあの感情は、私はとても好きな感情で、体の中…