~ 追憶 ラナ ~ 「あ、ごめん、お取り込み中だね」 院長さんだと思っていたのにサリちゃんだったので一瞬焦ったのだけれど、焦ったと覚られるのが恥ずかしいと思ったので、わたしは脚等広げたままの格好で平静を装い、 「大丈夫だよ?わたしたち、見られながらとか好きだから」 と、嘯いた。 サリちゃんは、今お仕事が終わったから見に来たのだと言った直後に、 「あ、違うの、そういう所を見に来たわけじゃなくて……」 と、何やら慌てた感じでゴニョゴニョと言っていた。 わたしが焦ったことは全くバレていないと思った。でもサリちゃんが、理由は解らないけれど、何故か焦っていることは明白だった。 わたしは軽い優越感を覚えて…