個人としてこの物語はなくてはならないものとなっており、機会があれば目を通すようにしています。既に故人になってしまいましたが、かつて放送されていた「サントリー・ウェイティングバー・アヴァンティ」というラジオにて、目黒孝二さんが紹介されていたのが本書を手に取るきっかけになりました。 アイの物語 山本弘:著 角川書店 個人蔵 機械(アンドロイド)が人間に語る、この世界のすばらしさと残酷さが詰まっています。 当初読んだ記憶は朧げに残っていたのですが、コンピュータ技術が発展している昨今において、今一度読んでおいたほうがいいのではないかと思い、手に取りました。 本書は7話構成で、インターミッションを挟む形…