前回からの続きです。佐野洋子さんの、お母様との激しい確執を綴ったエッセイ「シズコさん」。 どんな内容なの? 執筆当時の洋子さんは68歳、乳がんの進行により余命宣告を受けていたそうです。老人ホームに入居しているシズコさんの認知症が少しずつ進んで行く様子と、洋子さん自身と家族の歴史を振り返る、この二つの軸で話が進んでいきます。 作中、「母を愛していない」「母への憎しみ」「母に興味がない」というような言葉が何度も出てきます。洋子さん、4歳の頃にシズコさんと手をつなごうとしたところ舌打ちされて手を振り払われたそうです…。さらに9歳頃には日常的に激しいせっかんを受けていました。シズコさんに関する驚きのエ…