弥生賞が終わればコートは無用―――。 そんな季節感で暮らしているので、今朝の雪には正直面食らった。すでに暦は啓蟄を迎えている。冬ごもりを終えて地上に出てきた生き物たちも驚いたに違いない。 競馬への影響が無かったのは何より。なにせ明日の中山牝馬Sは雪に祟られやすい。メジロランバダが勝った1998年は雪で順延。一番人気の快速牝馬クロカミは、雪の影響が残る道悪馬場に泣いた。2020年は大雪舞う中での雪中競馬。各馬が実力を発揮しにくい状況ではあったが、中でも人気の中心だったコントラチェックがしんがりに敗れたことはまだ記憶にあたらしい。ちなみにこの日は東京にソメイヨシノの開花宣言が出されていた。 弥生賞…