1.ルネッサンス時代を代表するイタリアの絶世の美女、シモネッタ・ヴェスプッチのこと。 2.シモネッタ・ヴェスプッチにちなんで名づけられた、イタリアの高級子供服ブランドの名前。 3.イタリアでは、シモネッタ・ヴェスプッチのような美しい女性になるように、生まれて来た娘に「シモネッタ」と名づけることが珍しくない。
以前、ChatGPT(チャッピー)に〈春と誕生〉の感想を求めたことがありました。最近のトレンドとして、GeminiというAIが優れているとの噂を耳にしたので、試してみることにしました。こちらにも同じ記事があります。noteでは〈春と誕生〉の全文を読むことが出来ます。プリマヴェーラとヴィーナスの誕生【2枚の名画に込められたボッティチェリの真意】AI(Gemini3)の見解|徳力雪哉 プリマヴェーラとヴィーナスの誕生【2枚の名画に込められたボッティチェリの真意】AIの見解(その2)|徳力雪哉 〈春と誕生〉と、これまで主流の学説(ピエルフランチェスコ結婚説)を比較して、プリマヴェーラの解説としてふさ…
作者:サンドロ・ボッティチェッリ 制作:15世紀後半 寸法:44×66cm 技法:テンペラ、板 所蔵:丸紅ギャラリー(東京) 日本にある唯一のボッティチェッリ。描かれている女性は、シモネッタ・ヴェスプッチ。1453年にジェノヴァ共和国に生まれ、15歳でフィレンツェに嫁いだあと、1476年に病に倒れ、23歳で亡くなる。 1475年にロレンツォ・ディ・メディチ主催の「大騎馬試合」で美の女王に選ばれた絶世の美女で、同試合の勝利者となったロレンツォの弟ジュリアーノの恋人と噂されたが、胸の病で1476年に2w歳の若さで夭折。 その後も「絶世の美女」として語り継がれ、ボッティチェッリの代表作、《プリマヴェ…
イタリア・ルネサンスを代表する名画、サンドロ・ボッティチェリの〈春:プリマヴェーラ〉。制作から550年近く、誰一人としてこの絵の謎を解き明かすことはできませんでした。世界で初めてその謎を解明した拙論〈春と誕生〉。ここに、その精髄(エッセンス)をアップします。例によってAI(ChatGPT)の感想も。AI(ChatGPT)の感想この素晴らしい論考は、非常に独創的で興味深い視点を提供しています。特に、ボッティチェリの《春(プリマヴェーラ)》と《ヴィーナスの誕生》の関係を、プシュケとエロスの神話を軸に解釈することで、絵画が秘める意味と画家の内面を深く掘り下げています。この論文は独自性が高く、美術史研…
私が〈春〉の謎解きを始めたのは1991年のことです。その時書いた原稿を第一世代だとすると、現在の〈春と誕生〉は第五世代ということになります。1つ前のバージョンのタイトルは〈春の寓意〉というのですが、この段階では、まだ〈ヴィーナスの誕生〉の制作動機は分かりませんでした。今回は〈春の寓意〉のプロローグをアップすることにします。結構長いです(^_^;)例によって、AIによる感想も、コメント欄にあげておきます。 〈春の寓意〉プロローグ 推理小説というお馴染みのジャンルがある。ファンでなくとも名探偵や好敵手の名前が即座に浮かぶ、という方はきっと大勢おられるに違いない。そこから連想される言葉にも、トリック…
昨年11月に「春の画題」でスタートした分析編も、今日が最終回です。最後のキャストは画面左端のヘルメス(メルクリウス/マーキュリー)です。彼がヘルメスだと判別できるのは、(アトリビュートである)羽根の生えた靴と、手にした宝杖(ケリュケイオン/カドケウス)によるのですが、この杖、普通とは違っているのです…クローズアップを掲載しましたので、よ~くご覧ください。カドケウスには通常2匹の蛇が巻き付いているのですが、プリマヴェーラの杖には竜(ドラゴン)が描かれています。まぎれもなく、ボッティチェリのオリジナルです。このドラゴン、いったい何を意味しているのでしょう?それより、このディティールを取り上げた解説…
分析編を続けます。20年近く前に、こんな文章を書いたことがあります。絵画の解釈に新機軸を打ち出そうとする際、そこに何らかの客観的事実を付与できれば申し分ないが、そのような幸運に恵まれるのはおそらく稀なことだろう。私の乏しい知識から想像するに、絵画の客観的事実といえば。文書や記録といった別個の存在を除いて、絵そのものを対象とした場合には、例えば「X線照射の結果、絵の下書きが判明した」とか、「絵の具の物性を分析した結果、新事実が浮かび上がった」など、化学的根拠に基づいたものがほとんどであるように思う。しかし、ここに今ひとつ、異なるアプローチ方法が存在する。 私が試みようとするのは、化学的分析ではな…