椿姫 (光文社古典新訳文庫) 作者:デュマ・フィス,アレクサンドル 光文社 Amazon 津村記久子さんの『やりなおし世界文学』をきっかけにはじめて『椿姫』を読んだ。 やりなおし世界文学 作者:津村 記久子 新潮社 Amazon ・舞台がパリであること・「椿姫」が高級娼婦であること・決して金持ちとは言えないうぶな青年が恋に落ち「椿姫」に猛アタックすること・死が二人を分かつという悲恋で終わること等々、読まなくても大まかなことは知っているつもりだった。がしかし冒頭、「椿姫」が冒頭既に故人であるとは思ってもみなかった。そればかりではなく、勝手に思い描いていたものとは違うところがあれこれあって、やっぱ…