韓国と北朝鮮の南北統一という話題軸を持ちながら、いわゆる韓国のFBIみたいな主人公が任務にあたる様子を描く。恋人は金魚屋さんで、話のビジュアルところどころに金魚が出てくるのよ。 話のポイントは、次々と仲間を葬る北朝鮮の女戦士イ・バンヒの存在。前半は普通の軍モノかと思いきや、この作品は後半から輝き出す。家で見た姿や金魚に仕掛けられた盗聴器から恋人こそがそのイ・バンヒであることが発覚する。 とうとう敵として対面した恋人を主人公が射殺、そのあと主人公は留守電に残されたテロ組織の動向、自身の居場所を残した声を聞く。「どうか目の前に現れないで」という切なさよ。最後に彼女を知る人と療養施設で話し、彼女が愛…