人類の拡張のため適応できる惑星を探すべく宇宙に放たれた情報思念体の死生観の話。 名探偵編までは茶番だが、補陀落渡海編からが真骨頂であり、ここから一気に面白くなる。 物語の舞台は量子的幻想世界であり、登場人物たちは宇宙を彷徨う情報思念体に過ぎない。 宇宙に放たれた情報思念体の群れはいくつもあったが、この群れは女性だけで構成されていた。 成長と幼化による延命プログラムで女性だけの思念体コミュニティの維持継続を繰り返してきたのだが…… 同じ情報の繰り返しは故障を生じさせ、新たな方法を模索せざるを得なくなる。 それが性転換により男を作り出し交配によって新たな情報思念体を作り出すことであった。 名探偵編…
成体と幼体の輪廻を繰り返す箱庭系学園で殺された友人の頭部を探すべく名探偵する話。 舞台は天才を生み出すために外界から隔離され第三者に観測されているという箱庭世界。 人々は成人まで成長したら今度は幼化し、赤子になったらまた成長する事を繰り返している。 このプチ輪廻はカーネーションと呼ばれており解脱するには天才と認められねばならない。 主人公が研究しているのはプログラミングでチェスを極めること(チェスの世界の破壊)。 だがこの世界の破壊を語ったことで第二手芸部部長月角島ヴィカが殺されてしまう。 40~50時間以内に頭部が見つかれば再生は可能だが今度は主人公の友人も殺される。 ショックを受ける主人公…
最近のシルプラ生放送では、『ふゆくる』大特集が組まれており、担当声優とライター渡辺僚一先生の対談が行われています。シルプラ生放送128回目は青葉りんごさんが登場したのですが……。なんと放送事故!機材トラブルによって青葉りんごさんが何を言っているのか全く分からない。そのため本来であれば後半から登場する予定であった渡辺僚一先生が早々に出演し、機材トラブルをカバーしようと奮闘します。 しかし、その時、事件が起こった!! どうもありがとうございました。opかっこよかったですね! 青葉りんごさんに収録中に立つのかと聞かれたので、濡れるのかと聞き返したらリンゴ果汁の話になったので壮絶に記憶に残る放送になり…
箱庭世界において成熟と若返りを永遠に繰り返す少女たちを通して生命を描く話。 主人公たち少女は不死という設定。頭部を切断しても48時間以内ならば復活することができる。 親友が首無し遺体となってしまった主人公は死を防ぐために名探偵をすることになる。 四季くる最終作『ふゆくる』のイントロを読んで火の鳥マキムラを想起した人は多い筈。 彼女らは大人になると同じ時間をかけて赤ん坊になるまで幼くなり、再び大人になるまで成長し再び幼くなる、というサイクルを繰り返している。 輪廻から解脱するために、わざと首無し遺体となることを望んだのかのもしれない。 人間関係の整理(公式web公開時点のもの) テキトーに作った…