「チェコのリトル・モーツァルト」 ビロードのような繊細なタッチと、アウトサイドを多用したダイレクトパスで中盤を支配したプレーメーカー。華麗なドリブルで相手をかわし、豊富な運動量で守備にも貢献した。クラッシックを奏でるような優雅なプレースタイルから「チェコのリトル・モーツァルト」と呼ばれたのが、トマーシュ・ロシツキー( Tomáš Rosický )だ。 チェコの強豪スパルタ・プラハで名を成し、ドイツのドルトムントでは10番を背負ってブンデスリーガ優勝に導く。その後移籍したイングランドの名門アーセナルで、セスク・ファブレガス、アレクサンドル・フレブとともに黄金の中盤を形成。2度のFAカップ優勝に…