MLBの選手表彰の一つ。正式名称はルイスビル・シルバースラッガー賞。 ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれにおいて、最も打撃の良い選手を各ポジションから1人ずつ計9人(ア・リーグはDHを含めた10人)を各チームの監督・コーチの投票によって選出。
1980年、「ルイスビル・スラッガー」(バットの商品名)のメーカーであるヒレリッチ&ブラズビーにより創設。
日本で言うベストナインに近い。
野手部門では「ゴールドグラブ賞」がある。
2021年のシルバースラッガー賞が発表され大谷翔平が「指名打者」部門で初受賞した。 この賞は、今季の打撃面で最高のパフォーマンスを発揮した選手に贈られる賞で、両リーグの各ポジションごとに表彰されるが、「指名打者」はアメリカン・リーグだけ、「投手」はナショナル・リーグだけが表彰される。 選手たちを間近で見ることが多い現場の監督とコーチ3名の投票によって決定される賞で最終候補者に残っただけでも価値がある。 MLB2021シルバースラッガー賞の受賞者 AL=アメリカン・リーグ NL=ナショナル・リーグ ▽指名打者ALのみ 大谷翔平(エンゼルス)初 ▽投手NLのみ マックス・フリード(ブレーブス)初 …
2021年のシルバースラッガー賞のファイナリストが発表された。この賞は、選手たちを間近で見ることが多い現場の監督とコーチ3名の投票によって決定される賞で最終候補者に残っただけでも価値がある。 MLB2021 Silver Slugger Awards 大谷翔平、シルバースラッガー賞 シルバースラッガー賞は、両リーグの各ポジションごとに表彰されるもので、今季の打撃面で最高のパフォーマンスを発揮した選手に贈られる賞だ。日本時間11月12日午前8時から「MLBネットワーク」の番組内で発表される。 Finalists for the 2021 Silver Slugger Awards have be…
2020シルバースラッガー賞 2020年シーズンのシルバースラッガー賞が現地11月5日(日本時間16日)、発表された。 ア・リーグ(AL)の外野手部門では今季53試合で打率.281、17本塁打、46打点、OPS.993を記録したエンゼルスのマイク・トラウトが選出された。トラウトは8度目の選出。 今季は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でナ・リーグ(NL)でも指名打者制が採用されたため、投手部門の選出はなかったが、ナ・リーグで指名打者制が採用されたため、ブレーブスのマーセル・オズーナがNLの指名打者部門で初めての受賞者となった。 ほかにはAL遊撃手部門で昨年度の首位打者ティム・アンダーソン(ホ…
MLB2013 シルバースラッガー賞 MLBが、ア・リーグ、ナ・リーグの打撃のベストナインに相当する「シルバースラッガー賞」を発表。ワールドシリーズを制したレッドソックスの指名打者、D・オルティーズが2年ぶり6度目の受賞を果たした。 カノ、カブレラ、マウアーはそれぞれ5度目、トラウトは新人だった昨季から2年連続の選出。 アで本塁打、打点の2冠を獲得したデービスら9選手が初選出となった。同賞は各球団の監督、コーチの投票で決まる。 AL シルバースラッガー 捕手 ジョー・マウアー ツインズ 1塁手 クリス・デービス オリオールズ 2塁手 ロビンソン・カノー ヤンキース 3塁手 ミゲール・カブレラ …
スコット・ローレン PHI(1996-2002)-STL(2002-2007)-TOR(2008-2009)-CIN(2009-2012) 通算成績 2038試合 .281 2077安打 316本塁打 1287打点 118盗塁 獲得タイトル:新人王、シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞8回 2004年 142試合 .314 157安打 34本塁打 124打点 4盗塁 クーパーズタウン入りを果たした名サード 通算でゴールドグラブ賞に8度輝いた堅守のサード。 2004年には歴代サードでは最高値となるDRSプラス30をマークしている。 個人的には、サード守備は歴代1位レベルで、送球の正確さ、守…
テオスカー・ヘルナンデス HOU(2016-2017)-TOR(2017-2022)-SEA(2023-) 通算成績 651試合 .262 607安打 132本塁打 380打点 35盗塁 獲得タイトル:シルバースラッガー賞2回 2021年 143試合 .296 163安打 32本塁打 116打点 12盗塁 ブルージェイズ100打点カルテット 強打者が揃い踏みするブルージェイズ打線の中心打者のひとり。 2021年には、ゲレーロJr.、ビシェット、セミエンと100打点カルテットを形成。2022年も131試合で25本塁打とパワーは健在。 同年オフに、トレード大好きディポトさんの目に留まり、スワンソン…
イーロイ・ヒメネス CWS(2019-) 通算成績 316試合 .276 327安打 71本塁打 211打点 獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回 2022年 84試合 .295 86安打 16本塁打 54打点 エ〇イ・ヒメネス ルーキーイヤーの2019年にいきなり31本塁打を放ったスラッガー。 続く2020年にはシルバースラッガー賞を獲得し、スター街道まっしぐらかと思われたが、ここ2年はスぺりまくって、失速。 それでも2022年はフルシーズンで換算すると30本ペースと、ケガさえなければ実力はスター級。 守備はルーキー時代から苦手にしており、2022年は大半がDH。26歳の若さにしてDH専に…
今回は、106勝56敗でア・リーグ西地区優勝、そしてワールドシリーズ優勝のヒューストン・アストロズです。今回で30球団の2022年レギュラーシーズンレビューが終了します。 2022年順位表 野手成績 投手成績 開幕前予想と比較 まとめ 最後に 2022年順位表 ア・リーグ西地区では、2位SEAマリナーズに16ゲーム差で地区優勝を決めました。シーズン162試合中、139試合で地区首位に立つほど圧倒的な強さでした。近年はチームの黄金期で、2017年から6年連続プレーオフ進出、地区優勝5回、リーグ優勝4回、ワールドシリーズ優勝2回と、ア・リーグでは他球団を圧倒するチームです。 2022年 ア・リーグ…
マニー・マチャド BAL(2012-2018)ーLAD(2018)ーSD(2019-) 通算成績 1445試合 .282 1597安打 283本塁打 853打点 85盗塁 獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回、ゴールドグラブ賞2回 2022年 150試合 .298 172安打 32本塁打 102打点 9盗塁 ミスター・マイアミ 強肩強打の大型サード。 高いキャプテンシーの持ち主で、タティスのドーピング問題で揺れるパドレスを鼓舞し、チームのポストシーズン進出に大きく貢献。 2022年はrWAR6.8、fWARはリーグトップの7.4とキャリアハイとなるシーズンを送り、MVP投票でもゴールドシュミ…
ゲイリー・サンチェス NYY(2015-2021)-MIN(2022) 通算成績 666試合 .225 530安打 154本塁打 401打点 6盗塁 獲得タイトル:シルバースラッガー賞1回 2017年 122試合 .278 131安打 33本塁打 90打点 2盗塁 WBCドミニカ代表の正捕手候補 ルーキーイヤーの2016年にわずか53試合で20本塁打を放ち、正捕手の座を掴んだ強打のキャッチャー。 2年目の2017年にはヤンキースの球団記録を更新する33本塁打をマーク。このまま球界を代表するキャッチャーに成長するかと期待されたが…。 2018年以降は低打率に苦しみ、1割台に沈むことも。フレーミン…
今回は、111勝51敗でナ・リーグ西地区優勝のロサンゼルス・ドジャースです。 2022年順位表 野手成績 投手成績 開幕前予想と比較 まとめ 2022年順位表 今シーズンのナ・リーグ西地区は、LAドジャースが独走していました。162試合あるうち、151日も首位を守り、最後は2位のSDパドレスに22ゲーム差をつけて優勝しました。2021年はSFジャイアンツが優勝したため、連続地区優勝が8年で途切れましたが、2022年は2年ぶりに地区優勝を果たしました。プレーオフ進出は2013年から10年連続です。しかし、レギュラーシーズンで22ゲーム差もつけたSDパドレスと、ディビジョンシリーズで対戦しましたが…
ネルソン・クルーズ MIL(2005)-TEX(2006-2013)-BAL(2014)-SEA(2015-2018)-MIN(2019-2021)-TB(2021)-WSH(2022)-SD(2023) 通算成績 2006試合 .274 2058安打 459本塁打 1302打点 83盗塁 獲得タイトル:本塁打王1回、打点王1回、シルバースラッガー賞4回、エドガー・マルティネス賞2回 2019年 120試合 .311 141安打 41本塁打 108打点 WBCドミニカ代表選手兼GM 多くの打者が成績を落とす、30代中盤で全盛期を迎えた遅咲きのスラッガー。 キャリアハイは39歳で迎えた2019年…
今回は、92勝70敗でア・リーグ中地区優勝のクリーブランド・ガーディアンズです。 2022年順位表 野手成績 投手成績 開幕前予想と比較 まとめ 2022年順位表 ア・リーグ中地区では2位CHIホワイトソックスに11ゲーム差をつけて地区優勝しました。テリー・フランコーナ監督が2013年からチームを率いて10年になりますが、4回目の優勝、6回目のプレーオフ進出となりました。開幕前の下馬評は、決して高くありませんでした。実際に前半戦は46勝44敗と2つの勝ち越しにとどまり、地区2位で折り返しました。TDL前にトレードで大きな補強をしなかったにもかかわらず、後半戦は46勝26敗と20も勝ち越して地区…
今回は、93勝64敗でナ・リーグ中地区優勝のセントルイス・カージナルスです。 2022年順位表 野手成績 投手成績 開幕前予想と比較 まとめ 2022年順位表 前半戦終了時点では、MILブルワーズと首位を激しく争っていましたが、後半戦に入ると43勝25敗と18も勝ち越し、最終的には2位MILに7ゲーム差をつけて地区優勝しました。モリーナとプホルスの引退シーズンに、地区優勝で花を添えました。残念ながらポストシーズンは、ワイルドカード戦でPHIフィリーズにあえなく2連敗で敗退してしまいました。 2022年 ナ・リーグ順位表 野手成績 チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点 …
クリスチャン・イエリッチ 2019年成績 130試合 打率.329 44本 97点 OPS1.100 30盗塁 (※太字はリーグトップ) タイトル・表彰 首位打者:2回(2018年、2019年) シーズンMVP:1回(2018年) シルバースラッガー賞:1回(2016年、2018年、2019年) ゴールドグラブ賞:1回(2014年) ハンク・アーロン賞:2回(2018年、2019年) 2年連続の大活躍も近年は不振に苦しむ MIAからMILへ移籍した2018年は打率.326 36本 110打点でMVPに輝き、続く2019年も2年連続となる首位打者の獲得、自己最多となる44本塁打を記録するなど大活…
JT・リアルミュート MIA(2014-2018)-PHI(2019-) 通算成績 1005試合 .275 1013安打 134本塁打 515打点 78盗塁 獲得タイトル:シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞2回 2022年 139試合 .276 139安打 22本塁打 84打点 21盗塁 俊足キャッチャー 通算78盗塁、2022年には21盗塁を決めるなど、MLBでも珍しい俊足タイプのキャッチャー。 成功率も高く、2022年の盗塁死は僅か1。スプリントスピードも毎年上位クラスに君臨している。 バッティング、肩、フレーミングも高水準で、WARもキャッチャーでは両リーグトップの6.5を記録し…
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 このブログでは、10月下旬から30球団の2022年レビューを書いていますが、30球団もあると、3日に1回更新しても90日もかかるという事実に今更ながら気づきました。前年のようなロックアウトがなく、ストーブリーグも盛んで、FA移籍やトレードが活発に行われ、各球団の戦力が整いつつあるので、早く2023年シーズンのプレビューを書きたい気持ちに駆られています。30球団の2022年レビューが終わりましたら、レギュラーシーズン開始前までに、30球団の2023年プレビューを書くつもりです。 さて今回の2022年レビューは、92勝70敗でア…
フリオ・ロドリゲス SEA(2022-) 2021年成績 132試合 .284 28本 75点 OPS.854 25盗塁(25-7) タイトル・表彰 新人王(2022年) シルバースラッガー賞:1回(2022年) 最優秀新人王:(2022年) MLBオールスターゲーム選出:1回 期待の新人が一気に球団の顔へ デビュー1年目の選手としてはMLB史上初の25本塁打&25盗塁を記録しオフには新人王を獲得したSEAの5ツールプレイヤー 今年の4月8日のツインズ戦との開幕戦にて7番センターとしてメジャーデビュー。そのままレギュラーに定着し5月には打率.309 6本塁打 17打点の活躍でルーキー・オブ・ザ…