2008年制作の日本のドキュメンタリー映画。
監督は藤原智子。第7回キエフ国際ドキュメンタリー映画祭 審査員大賞受賞(2008年5月)。
2005年に同監督のドキュメンタリー映画「ベアテの贈り物」をパリで上映した際、ベアテ・シロタ・ゴードンさんの従妹の娘であるアリーヌ・カラッソさんがたまたま観客にいた。そして彼女が藤原監督にしたお話から、まさに「20世紀の縮図」のようなシロタ一家の物語があきらかになり、新たなるドキュメンタリー映画となった。
つまり、本作は「ベアテの贈り物」の続編ともいうことができる。
なお、ベアテ・シロタ・ゴードンさんは、日本国憲法第24条、つまり、男女平等の立案者である。ウクライナ出身のシロタ一族のひとりが、なぜ日本にそこまで関わることになったのか(本作では概要のみ。さらに詳しい話は前作「ベアテの贈り物」に詳しい)、そして、名ピアニストであり日本でも長く教鞭を取ったレオ・シロタさんの物語、ヨーロッパに残ったその他のシロタ一族の数奇な運命について……など、第2次世界大戦に振り回されたあるユダヤ人一家の物語を通じて、平和を考えるドキュメンタリー映画となっている。
さらに詳しい情報は、映画公式サイトにて。
http://sirota-family.net/