シンシン／SING SING

2023年製作／107分／G／アメリカ原題または英題：Sing Sing配給：ギャガ劇場公開日：2025年4月11日 監督 グレッグ・クウェダー脚本 クリント・ベントレー グレッグ・クウェダー出演 コールマン・ドミンゴ クラレンス・マクリン撮影 パット・スコーラ美術 ルータ・キスカイト衣装 デザイラ・ペスタ編集 パーカー・ララミー音楽 ブライス・デスナー あらすじ シンシン刑務所に収監されたディヴァインG（コールマン・ドミンゴ）は、更生プログラムの「舞台演劇」グループに所属し、収監者の仲間たちと演劇に取り組んでいた。ある日、素行の悪い「ディヴァイン・アイ」ことクラレンス・マクリンが演劇グループ…

封切り二日目。 席数２２４の【SCREEN1】の入りは九割ほど。 本作の主人公は「第2級殺人」と余罪で「シンシン刑務所」に収監されている『ジョン・“ディヴァイン・Ｇ”・ウィットフィールド（コールマン・ドミンゴ）』。 彼は無実を訴えているのだが、それはさておきまず驚くのは刑務所の場所。 敷地内には鉄道が通り、ハドソン川は目の前。 警備レベルは「maximum」とされているものの、世間はすぐ身近にあり、郷愁を掻き立てられる環境は囚人たちにとっては辛いものだろう もっとも、それが刑罰の一部か？映画ではその立地が繰り返し映される。 次いで所内の自由度の高さ。制限はつくものの、居房内は多くの私物で埋まっ…

映画『シンシン／SING SING』を観たので感想を。 刑務所の中で演劇を通じて更生を図るプログラムに参加する男たちが、その過程で自分たちの心の傷を癒していく物語。 素晴らしい映画だった。