Cinderella Man
1920年代ニューヨーク。愛する妻と子供たちと暮らすジム・ブラドックは、ファイト溢れる人気のボクサーだった。だが右手の故障によりライセンスを失い、大恐慌時代にも呑まれて失業してしまう。数年後。日雇い労働者として散々苦渋を舐めて来たブラドックに転機が訪れる。故障したボクサーの代理として、1戦だけの復帰が認められたのだ。最初から負け試合と見なされていたが、ジム・ブラドックの奇跡的な物語が始まる。
実在のボクサーを題材にしたヒューマンドラマ。厳しい減量とトレーニングに耐えてボクサーにボクサーに成り切ったラッセル・クロウ、ジムを支える妻役のレネー・ゼルウィガー、トレーナー兼マネジャー役ポール・ジアマッティらの演技も絶賛され、迫力あるファイト場面も好評だった。映画は批評的には好評だったのに、日米共に興行的に失敗し、製作者らは落胆したという。