(Sheena Iyengar) 1969年、カナダ・トロント生まれ。現在コロンビア大学ビジネススクール教授。 両親はインドからの移民でシーク教徒。アメリカに移住した3才の時、眼の病気を患い、高校に上がる頃には視力を失った。シーク教徒の厳格な教義に従って育てられてきたが、アメリカの教育を受ける中で、「自分で選ぶこと」こそ、アメリカの力であると思い至り、「選択」を研究テーマにすることを思い立った。著書に「選択の科学」(文藝春秋)がある。
ジャムの法則
シーナ・アイエンガーの著書 THINK BIGGERを 読み始めた 彼女の前作 『選択の科学』では 目から鱗が 何枚も 剥がれ落ちた 彼女の導き出した 心理事象は TVのクイズ番組でも 解説で よく取り上げられている 「人間、選択肢が多すぎると かえって選べない」 今作 THINK BIGGER は 出遅れて まだまだ 読み始めたばかり だけれど 早速気になる言葉が出てきた 「何かに本当に情熱を感じているなら、信念を曲げたりしないだろう? アイデアの中身がそんなに変わるはずがない、と。 だが私はその反対だと思う。 何かを本気で考えるためには、柔軟性を持って、それをいろいろな方法でとらえ、とらえ…
自由と損得の話である。 人は,「選びたい」のだ。自分の意思や気分,欲求によって,選択したいのだ。そして,選べることそのものに自由を感じるのだ。わーい,コッチにするー。子どもか。 その一方で,人は迷う。どーしよー。コッチもいいけどー,でもなー,アッチもー。早くしなさい。どっちがイイの!もう,行っちゃうわよ。置いてくわよ!じゅあ,イイ!えっ?あんた,欲しいって言ってたじゃない?どーすんの。もう,イイの!イイって,あんた,わざわざ来たんじゃない,決めなさいよ。だけど,イイの。もう。えーん。である。 どちらも欲しくても,コレである。選択肢が多過ぎても,ましてどちらも選んでもネガティブな結果とならざるを…