生体への被曝の大きさの単位のこと。
記号はSv。
SI単位である。
ICRP=国際放射線防護委員会は、一般の人の被曝限度量を「1年間で1シーベルトの1000分の1に当たる1ミリシーベルト以下に抑えるべきだ」と勧告している。また、原子力施設で働く作業員に対しては、法律で、1年間に50ミリシーベルト以下、また、5年間で100ミリシーベルト以下にするよう定めている。
福島第一原子力発電所の敷地境界付近で、2011年3月12日午後3時29分に測定された放射線は、1時間に1015マイクロシーベルトで、これは一般の人の被曝限度量を1時間で超えてしまうことを意味する。
また、人体に目立った影響が出るとされるのは200ミリシーベルト程度で、7000ミリシーベルトを浴びると、ほとんどの人が死亡するとされている。