Jane Austen 作家。1775〜1817
1775年12月16日、ハンプシャー州スティーヴントン生まれ。 19世紀イギリスを代表する、ヴィクトリア朝期の文豪。 小説ではイギリス上中流階級を描いた。 BBCで放送されたコリン・ファース主演の『高慢と偏見』は大変ヒットし、それからヒントを得て書かれた現代版『高慢と偏見』である『ブリジット・ジョーンズの日記』では同名(マーク・ダーシー)の役をコリン・ファースが演じている。
★★★★☆ あらすじ 近所に資産家で独身の男がやって来たことに沸き立つ田舎町の上流階級。 別邦題に「高慢と偏見」「自尊と偏見」「誇りと偏見」など。原題は「Pride and Prejudice」。 感想 田舎町の上流階級に属する一家の5人姉妹の次女が主人公だ。彼女ら姉妹の恋愛模様が描かれていく。ただし時代的にそれは単なる個人の色恋の問題にとどまらず、家族の未来に影響を与える問題でもある。彼女らの周囲で思惑を持ってうごめく人たちの様子も同時に描かれる。 様々な人物が登場するが、その誰もがこんな人いるよなと思ってしまうようなキャラクターばかりで笑ってしまった。何かと他人に指示をしたがるプライドの高…
★この記事を読むと、ジェイン・オースティンの長編恋愛小説『高慢と偏見』を読みたくなります。 ★詳細はこちら→『高慢と偏見 - Wikipedia』 ★詳細はこちら→『ジェイン・オースティン - Wikipedia』 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)};c.getEleme…
前回のブログを書いたあとも結局読んでないの。毎日明日から本気出すって思ってます(笑)。GWは読書できていたらいいな。 4kg痩せちゃったし、認めたくはないけれど、うつ状態なのかも。 買ってはいますよ。もうここは何買ったか購入報告と化してますが。 『毛布 あなたをくるんでくれるもの』安達茉莉子 これまで言葉と絵で「物語」を表現してきた作家、安達茉莉子の初エッセイ集。日々の出来事や感情を丁寧に瑞々しく掬い上げた文章と、心に明かりを灯すようなイラストレーションで確実にファンを増やし続けてきた彼女が満を持して送り出す本書はきっと多くの人に自分自身を真っ直ぐに見つめるきっかけを生み出す、毛布のようにあた…
観ました?高慢と偏見。Pride and Prejudice. 映画の方じゃなくて、BBCドラマの方です。 コリン・ファースが好きな方やジェイン・オースティン作品が好きな方は観たことあるかもしれませんね。 1995年のドラマなんですけどね、これがなかなか面白くて。 ラブロマンスな作品で、私そういうのあまり好きではないんですけどね、これは面白いね!笑 さてここからは私が感じたBBCドラマ「高慢と偏見」についての魅力を語っていきたいと思います! 毎回ですがきっとネタバレするんで!見たくない方はバックオーライ!! お暇な方、ちょっと興味あるなぁって方は読んでみてください。 BBCドラマ「高慢と偏見」…
おはようございます。 1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。 今日ご紹介する本はこちら。 ジェイン・オースティン著「高慢と偏見」です!! 高慢と偏見 posted with ヨメレバ ジェイン・オースティン 中央公論新社 2017年12月22日頃 楽天ブックス 楽天kobo Amazon Kindle スポンサーリンク (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); この本のあらすじ 感想 この本のあらすじ 舞台は18世紀末から19世紀イギリスの片田舎。 ベネット家は女5人姉妹。 父親のベネット氏が亡くなってしまうと、 その遺産は遠…
こんにちは😃daikihoです 読んだ本の感想や、子育て、宝塚観劇記録、日々の雑記など‥気ままに書いております。 前回に引き続き今日も映画録🎬 先日、ヴァージニア・ウルフの「自分一人の部屋」を読んで、「プライドと偏見」などが有名なジェインオースティンに興味が湧いたので、「ジェイン・オースティン 秘められた恋」を観ました。 daikiho.hatenablog.com 女性が幸せになるには、金持ちの男性と結婚するしかない、という時代を生きた女流作家ジェイン・オースティンの伝記映画。 恋愛映画ですが、伝記なのでストーリー展開はそんなにどんでん返しがあったりめちゃくちゃロマンチックというわけではない…
結婚はサヴァイヴだ。 序:愉快な仲間たち(作品紹介) 狂える母 ①階級について ②狂気 ③罪と罰の経済 ④家族というコレクティヴ ⑤過剰な自我、卑小な自我 ⑥女たちの共同体
ジェイン・オースティンが好きです。彼女の長編処女作にして死後に出版された『ノーサンガー・アビー』には下記のような文章があり、笑ってしまいます。約200年前の女性が書いたとは思えない。今の女の子みたいです。 ふたりはポンプ・ルームを歩きながら楽しいおしゃべりをしたが、もちろん話題は、若い女性をあっという間に仲良しにしてしまう話題、すなわちドレス、舞踏会、恋のたわむれ、そして奇人変人の噂などだった。(中野康司訳『ノーサンガー・アビー』より) ジェイン・オースティンファンなので、カレン・ジョイ・ファウラー著『ジェイン・オースティンの読書会』が発売されたときもすぐ買いました。それを原作として脚本を書き…
分別と多感 (ちくま文庫) 作者:ジェイン オースティン 筑摩書房 Amazon ★★★ ダッシュウッド家の未亡人と娘の三姉妹はサセックス州のノーランド屋敷に居候していた。長女のエリナーには「分別」があり、同じく分別のある地味な青年エドワードと恋仲にある。一方、次女のマリアンは「多感」なせいか、エドワードの良さが分からなかった。やがて未亡人たちはデヴォン州のバートン・コテッジへ引っ越すことに。マリアンは当地で情熱的なウィロビーと知り合って恋仲になる。 「大佐がリューマチのことをこぼしているのを聞いたことないの? リューマチはいちばんありふれた老人病よ」 「ねえ、マリアン」母親が笑いながら言った…
子供の英語音読を習慣としていて、何気に困るのが本選びです。 長男は無事に『Harry potter』を読むことに決まったのですが、そこに行き着くまでが大変でした。 本棚にある「グレーデッド・リーダー(GR)」を全部引っ張り出して、アレでもないコレでもないと本探し。 我が家の本棚には、およそ300冊の「GR」が並んでいます。 「GR」って薄いペーパーバックなので、背表紙だと本の題名が見にくく、本を探し難いのですよね。 長男と一緒に1冊づつ表紙を見ながら、 「これは推理ものだから好きそうだよ」 とか 「有名な文学作品だから読んどけば?」 とか 「偉人ものはどう?」 とせっせと案内役よろしく作品を紹…
■評価:★★★☆☆3 「3つの対立軸の絡み合い」 【映画】高慢と偏見とゾンビのレビュー、批評、評価 『セブンティーン・アゲイン』『10日間で男を上手にフル方法』(脚本)のバー・スティアーズ監督による2016年9月30日公開の恋愛映画。原案はジェイン・オースティンの『高慢と偏見』をベースとして執筆されたセス・グレアム=スミス著の同名小説。 【あらすじ】18世紀末のイギリス。田舎に住む5人姉妹は、カンフーでゾンビと戦う日々を過ごしていた。そこへ高慢な騎士がやってくる。次女は彼を毛嫌いするが、2人の関係は徐々に変化。そして共にゾンビと戦うことになる。 オリジナリティ溢れる設定の作品を探してGEOに足…
つくあやの一汁三菜時短献立: ワン・クッキングムック (ONE COOKING MOOK)作者:つくあやワン・パブリッシングAmazon 最後に学ばなくてはいけないのは(最後ではないかも知れないが)、家事である。 食事はバランスよく栄養が摂れれば、それでよいという人間である。味の変化や見た目の華やかさは求めていない。自分で作るなら短時間で済ませたい。 そこで、15分から30分で一汁三菜を準備しようという時短レシピの本を読んでみた。短時間で全部一から作るのではない。週1回買い物をし、その日のうちに仕分けと下準備を済ませておく(買い物をした日はちょっと大変だ)。当日にちゃんと作るのは1品か2品。あ…
kozakashiku.hatenablog.com 先日にくちなしさん(id:kozakashiku)がイギリスはオックスフォード大学出版会のVery Short Introductionシリーズの邦訳を一覧の形でまとめてくれるという実に有益な記事を公開してくれたが、今回の記事は、わたしがVery Short Introductionの既刊・続刊リストやその他の同様の英語圏入門書シリーズのリストを眺めながら「これも邦訳が出たらいいのになあ」「これも翻訳がほしいなあ」とダラダラ思った本を適当に紹介していくという無益な内容。ほとんどは原書を読んだり著者のことを知ったりしているわけでもなく、タイト…
毎日まだまだ暑いですね。ついつい投稿がおそくなってすみません。本当にここの所、積読ものを読みました話ばかりでごめんなさい。アン・ペリーの「The Cater Street Hangman」をやっと読みました。 これは彼女の処女作でもあります。タイトルにも書きましたように、いわゆる歴史もの、ただ事実に沿ったものではなくて、歴史ミステリーとでもいうのでしょうか。19世紀(いわゆるビクトリア時代)のイギリスを舞台にした推理小説です。一読しての感想は、推理小説としても面白いのですが、それよりも、自立した心を持った女性の葛藤をうまく描いた作品、というイメージです。全然中身は違うのですが、ジェイン・オース…
*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。 「オースティンにはいつも励まされる」 2021.07.11 オースティンの作品をすべて読んだら、読みたいと思っていた本があった。それがこの「ジェイン・オースティンの言葉」なのだけれど、もう一つ読みたいと思っていた本があり、 こちらを読んだことですっかり今まで忘れていた。(「ジェイン・オースティンの読書会」は映画も観て、なかなか楽しめた。この映画の中のオースティンの読書会行ってみたいなあ〜) それで、「ジェイン・オースティンの言葉」を手に取って、なんだか懐かしくて、オースティ…
*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。 「シャーロット・ルーカス」 2020.11.08 ちくま文庫の「高慢と偏見」を読んだ。 以前はべつの翻訳で読んだけれどふんいきが、また違っているからたのしい。 ちくま文庫のは、読み始めるとつぎの行、つぎの行へと連れてかれる力のようなのがあってその勢いにのるとどんどん読める。 それで気付くと日常のいろいろなことからとおくなって、すっぽり入りこんでるじぶんがいるのだ。 様々な人が登場するので、読むときによって注目している人も変わっている。 今回はシャーロット・ルーカスだった。 …
*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。 「難しかった。が、考えたこと」 2020.10.01 「ジェイン・オースティンの読書会」を読んで、読んでみたくなった。SF小説好きの登場人物が、紹介していたのだ。まったくSFを読んだことのない登場人物に(反対に彼も、読書会をきっかけにしてオースティンをはじめて読んでいた)。 紹介されていた作家は、ル・グィン。本に出てきた「闇の左手」は難しそうだったので、「ゲド戦記」を読もうかと迷い、「オルシニア国物語」が短めで、初めてには、と教えて頂いたので手に取ってみた。 九つの短編集だ…
*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。 「オースティンの読書会に行ってきたぜ」 2020.09.29 本の中で、だけど。 この「ジェイン・オースティンの読書会」はオースティンの長編小説をすべて読み終えたら、読みたいとおもっていた。 それで読んでみたらめちゃくちゃおもしろかった。一気読み。分厚かったけど。読み終えていまつくづくおもうのはオースティンの小説ってほんまに日常ととなり合わせでいつも居てくれるよなあと。それにお空から見られてる気になる。なので読み終えて、雷にうたれたように衝撃をうけたとか、なみだがとまらない…
*以下の文章は、以前読書サイトにて投稿していたものになります。そのサイトが閉鎖される為、こちらに文章をうつしていきます。 「相変わらずちょいちょい笑かしてくる」 2020.05.01 ついに「エマ」も読み終えてしまい寂しい限り。 しかし「エマ」も他の作品と同様にぷりぷり腹が立ったりしながらもページをめくる手が止まらず、作者にまんまと転がされながらの最後まで。 今回も脇役が光りにひかっていて、特にすきだったのは主人公エマのお父ちゃん。もうお父ちゃんやめて〜と思うくらいニヤニヤが止まらなかった。というのもこのお父ちゃんは極度の心配性で、健康に人一倍気を使っていて虚弱体質だから周りもじぶんの意見に頷…
Pearl 斎藤彩『母という呪縛 娘という牢獄』、講談社、2022 君たちはどう生きるか 【特集】検証・ナチスは「良いこと」もしたのか?(荻上チキ・Session(TBSラジオ)) ニシダ更生プログラム(ララチューン【ラランド公式】) 周司あきら・高井ゆと里『トランスジェンダー入門』、集英社新書、2023 1秒先の彼 コクリコ坂から ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 試験100% Pearl ハリウッド全盛の大文字タイトルクレジット構成で始まる。前作よりもヒューマンドラマの部分が強く、また、抑圧された女という文脈をホラーに乗せる心意気も強まっていて、よかった。「家…
夏休みと言えば、やりたいことリストを初日(厳密には、夏休みの1週間前ぐらいに作るのがたいていの場合のような気がするが)に作り―夏休みに心躍らせることによるキャパオーバーなタスクを作ることが常であるわけではあるが―そして詳細な計画を立てるのが習慣となっている気がする。 さて、今年はなにをしようかと考えると、とりわけ読書と語学をやろうと思うのである。大量に家に眠る積読本を消費することが夏休みの最大のテーマである。そして、そろそろ語学ぐらいできなければという強迫観念がある。驚くほどに。 以下に、読書リスト、文学作品リストを列挙しておく。必読。全17作品。 ―平野啓一郎『かたちだけの愛』 ―阿部公房『…
2000年代カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』イアン・マキューアン『土曜日』ゼイディー・スミス "On Beauty"J・M・クッツェー "Slow Man"Peter Manson "Adjunct: An Undigest"ジョン・バンヴィル『海に帰る日』マーガレット・ドラブル "The Red Queen"フィリップ・ロス "The Plot Against America"Colm Tóibín "The Master"David Markson "Vanishing Point"ピーター・アクロイド "The Lambs of London"Iain Sinclair "Dini…
共訳書ホイト・ロング『数の値打ち――グローバル情報化時代に日本文学を読む』(フィルムアート社)刊行直前ということで、 『UP』2017年2月号に掲載した「「遠読」以後――デジタルヒューマニティーズと文学研究」という文章を公開します。 「遠読」以後――デジタルヒューマニティーズと文学研究 一、「遠読」の誕生 昨年、共訳書フランコ・モレッティ『遠読――<世界文学システム>への挑戦』(みすず書房)を刊行した。「遠読」とは聞きなれない言葉だろうが、モレッティの造語distant readingの訳語として考案されたものだ。文学研究において金科玉条とされてきた「精読 close reading」に対する…
とてもマニアックで需要はほぼゼロだと思いますが、日本では視聴できないBBC iPlayerを使ってみたのでメモしておきます。