イギリスの知らなかった側面が書かれていて、興味深かったです。 あとがきにはこんなことが書いてありました。 P248 これを書いているいま、英国は真っ暗な夜である。 十二月の総選挙でジェレミー・コービン率いる労働党が大敗したので、ジョンソン首相の保守党が今後五年間は政権を握ることになった。 「それどころか、もう、あと十年間は労働党が政権を取ることはないかもな」 うちの連合いはそう言う。これに賛同する人々は少なくない。 総選挙は、いろいろな陣営の人々にとって天下分け目の戦いだった。 EU残留派にとっては最後の望みをかけた決戦だったし、所謂リベラルや左派を自認する人たちにとっては、ジョンソン首相を首…