映画女優、舞台女優、作家、劇作家、監督、脚本家、歌手、モデル....
1946年12月14日英国イングランド、ロンドン生まれ。
モデル活動、ミュージカル出演の後、渡仏。セルジュ・ゲンズブールに出会い、彼のプロデュースによって歌手デビューし、69年の「ジュ・テーム」で話大騒然となる。その後も、映画、音楽番組、広告(RENOMA)などで共演して認知されると共に、クロード・ジディなどのコメディ映画でも独特の魅力を発揮。
80年セルジュ・ゲンズブールとの生活を終わらせ、ジャック・ドワイヨン監督作「放蕩娘」で新境地を開拓。84年の『ラ・ピラート』での熱演でセザール賞主演女優賞候補となると共に、その演技を見て感銘を受けた演出家パトリス・シェローがマリヴォー作《偽の侍女》のヒロインに抜擢。以来、舞台でも活躍を始めると共に、リサイタルにも挑戦。
93年にはアムネスティの活動に賛同し、同団体が製作したオムニバス映画の1篇で監督に挑戦。続いて自作代本によるTV映画も演出し、後にその舞台版に自ら主演。96年はロンドンのナショナル・シアターの招きで《トロイ人》のアンドロマック役を熱演。ゲンズブールの死後、リサイタル活動を停止していたが、封印せず歌い続けることが彼のためであるということもあり活動を再開し、違ったアプローチなども試みる。2006年末よりフィリップ・カルヴァリオ演出《エレクトラ》の主演に取り組み、1月にはアマンディエ劇場でも演じる。
なお、娘に写真家ケイト・バリー(父はジョン・バリー)、女優シャルロット・ゲンズブール(父はセルジュ・ゲンズブール)、女優ルー・ドワイヨン(父はジャック・ドワイヨン)がいる。