「ドラえもん」に登場するガキ大将。本名は剛田武。
6月15日生まれ。乾物屋(アニメでは雑貨店との表記も)の長男。
妹はジャイ子(→ジャイ子)。
少年野球チーム「ジャイアンズ」のキャプテンを務めるなど、町内の小学生の中で絶大的な権力をもっている。
その傲慢な性格とは裏腹に、ジャイ子を溺愛している。
唯一の弱点は彼の母親「かあちゃん」。
将来の夢は歌手で、「乙女の愛の夢」などという少女趣味的な曲をリリースしているが、強烈な音痴。
「リサイタル」と称して殺人的な歌声*1を無理やり人に聞かせている*2。
歌の他には料理にも興味があるようだが、代表作のジャイアンシチューの出来映えは歌同様殺人的で、匂いだけで飼い犬のムクが気絶した。
時には弱者であるのび太を助けたり、隣町の勢力から全力で町内の仲間たちを守るといった、ガキ大将としての良い側面も描かれる(特に、劇場版では義理堅い正義漢として描かれている)
しかし、実態はやはり「永久に借りておく」というセリフに現れているように「おまえのものは俺のもの。俺のものも俺のもの」という哲学(=ジャイアニズム)を地でいく傲慢な人間ともとらえられている。
幼稚園の頃からジャイアンと呼ばれているが、あだ名の由来についてはジャイ子の本名同様に、作者が明らかにしないまま逝去したため「不詳」*3
なおツチノコ発見者はジャイアンである。
ドラえもんの道具「きこりの泉」に落ちた際に登場した「きれいなジャイアン」は、そのエピソードにしか登場しなかったにもかかわらず、そのインパクトの強さから知る人ぞ知る存在となり、後にフィギュア化もされた(画像)