Jean-Paul Belmondo フランスの映画俳優。 1933年4月9日、生まれ。 父は彫刻家のポール・ベルモンド。 1957年、映画「歩いて馬で自動車で」に出演。 ジャン=リュック・ゴダールの『勝手にしやがれ』(1959年)でヌーヴェル・ヴァーグを代表するスターとなり、ジャン=ピエール・メルヴィルの『いぬ』(1963年)などに出演。
クロード・ルルーシュ監督、ジャン=ポール・ベルモンド、ミシェル・ブジュナー、アレクサンドラ・マルティンヌ、サロメ・ルルーシュ、アニー・ジラルド、フィリップ・レオタール、クレマンティンヌ・セラニエ、フィリップ・コルサン、ティッキー・オルガド、ミシュリーヌ・プレール、ジャン・マレーほか出演の『レ・ミゼラブル』。2Kリマスター版。1995年作品。日本公開1996年。 音楽はフランシス・レイ、ミシェル・ルグラン、エリック・ベルショー、ディディエ・バルブリヴィアン、フィリップ・サーヴェイン。主題歌はパトリシア・カース。 www.youtube.com www.youtube.com 映画が誕生した189…
1930年のマルセイユを舞台に、アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドの二大スターで魅せるギャング映画。 製作:1970年 製作国:フランス 日本公開:1970年 監督:ジャック・ドレー 出演:ジャン=ポール・ベルモンド、アラン・ドロン、ミシェル・ブーケ、 カトリーヌ・ルヴェル 他 レイティング:一般 ◆◆ この映画の猫 ◆◆ 役:☆(ほんのチョイ役) 魚市場に乱入未遂の猫たち 名前:不明 色柄:三毛、白に黒ブチ、キジトラなど10匹ほど ◆最強のふたり 1950年代の終わり頃からフランスを代表する男性俳優として人気を二分した二人の共演で話題となった映画です。実はこの記事は9月のジャン=ポー…
フィリップ・ド・ブロカ監督、ジャン=ポール・ベルモンド、ジャクリーン・ビセット、ヴィットリオ・カプリオーリ、モニーク・タルベ、ハンス・メイヤー、ブルーノ・ガルサン、ジャン・ルシェーブル、レイモン・ジェロームほか出演の『おかしなおかしな大冒険』4Kリマスター版。1973年作品。日本公開1974年。 www.youtube.com www.youtube.com 凄腕エージェントのボブ・サンクラール(ジャン=ポール・ベルモンド)はメキシコのアカプルコでスパイのタチアナ(ジャクリーン・ビセット)とともに宿敵・カルポフ(ヴィットリオ・カプリオーリ)と戦う──しかし、それは大衆作家のフランソワ・メルラン…
U-NEXTでフィリップ・ド・ブロカ監督の『アマゾンの男』を観る。主演はジャン=ポール・ベルモンド。2000年の作品なので、フィリップ・ド・ブロカの最晩年の作品ということになる。邦題が『アマゾンの男』となっているのは、フィリップ・ド・ブロカ監督、ジャン=ポール・ベルモンド主演の『リオの男』『カトマンズの男』を踏襲したもの。 アマゾンの奥地で昆虫の研究をしながら気ままに生きているフランス人のエドゥアール(ジャン=ポール・ベルモンド)。ある日、彼の前に不思議な少女が現れる。少女は「ニューヨークに行くはずが、間違ってここに来てしまった」と語るのだが。 一方、アマゾン流域に着陸したと思われるUFOの痕…
ふたりの女(1960)(字幕版) ソフィア・ローレン Amazon ★★★ 第二次世界大戦中のローマ。シングルマザーのチェジーラ(ソフィア・ローレン)が娘ロゼッタ(エレオノーラ・ブラウン)と故郷に疎開する。そこにはインテリ風の青年ミケーレ(ジャン=ポール・ベルモンド)がいた。故郷の村はドイツ軍に占領されていたが、敗色は濃厚で近くまで連合軍が迫っている。ミケーレは敗残のドイツ兵に道案内するよう強制されるが……。 原作はアルベルト・モラヴィアの同名小説【Amazon】。 歴史は勝者によって書かれたものが正史になるが、その裏には敗者による歴史も存在しており、本作はそこをすくい上げている。第二次世界大…
女は女である アンナ・カリーナ Amazon ★★★ パリ。書店員のエミール(ジャン=クロード・ブリアリ)はストリッパーのアンジェラ(アンナ・カリーナ)と同棲していた。そのアンジェラが唐突に赤ちゃんが欲しいと言い出す。エミールはその申し出を拒否する。アンジェラは他の男に頼むことに。その相手はエミールの友人アルフレード(ジャン=ポール・ベルモンド)だった。 映像や音楽で小技を効かせていて面白かった。今見ると洒落臭いが、その洒落臭いところがゴダールの美点である。 映像で面白かったところ。セリフごとにカットを割る際、カットごとに人物の位置関係を大胆に変えている。屋内で男女2人が話すシーンだ。このカッ…
ジャック・ドレー監督、ジャン=ポール・ベルモンド、アラン・ドロン、カトリーヌ・ルーヴェル(ローラ)、ミシェル・ブーケ、アーノルド・フォア(マレロ)、フランソワーズ・クリストファ(エスカルゲル夫人)、コリンヌ・マルシャン(リナルディ夫人)、クリスチャン・ティリティレ(ダンサー)、アンドレ・ボレ(ポリ)、ニコール・カルファン(ジネット)、ローラ・アダニ(ロックの母)ほか出演の『ボルサリーノ』。1970年作品。 原作はウジェーヌ・サッコマーノ著「Bandits à Marseille」。 www.youtube.com www.youtube.com 1930年代のマルセイユ。3カ月の刑期を終えて出…
いぬ 4Kリストア版 [Blu-ray] ジャン=ポール・ベルモンド Amazon 寡黙に事象だけがまず起こるフレンチ・ノワールでいきなり出てくる固有名詞も誰のことかわからず最初何がなんだかさっぱりわからない。 ただ冒頭、原題「デュロス」とは帽子のことであり、デュロスをかぶるとは警察のいぬを指すという説明が出てきて、「レザボア・ドッグス」風のいぬ探しかと思いながらスタート。 冒頭からベルモント扮するシリアンの悪い噂がチラホラささやかれ、ベルモントに注目することするのだが終盤最終的な説明をきくまでこちらは翻弄されっぱなし。種明かしをきいてからも疑り深い自分は疑心暗鬼の気持ちで最終局面を迎えてしま…
周りのことなどお構いなくスマホの画面を一心不乱に見つめる人々の目には、道端に咲く花の可憐さも夜空に浮かぶ月の輝きも映るはずはなく、いずれは「情緒」という言葉も死語になる日が来るのではないか。最近はふと、そんなことを考える 本作はまさにその「情緒」で彩られたような作品だ。デュラスの書いた原作は未読のため単純に比較は出来ないが、他者との共同で彼女が脚本を担っているので全体の雰囲気は(小説に)近いと想像される フランス南西部、海沿いの街。製鉄所経営者の夫とアンヌの関係は冷え切っており、息子ピエールだけが彼女の希望だった。ある日、ピエールが通うピアノ教室そばのカフェで痴情絡みの殺人事件が起こり、犯行直…
いぬ(字幕版) ジャン=ポール・ベルモンド Amazon ★★★ 刑務所から出所したモーリス(セルジュ・レジアニ)は妻を殺した男ジルベール(ルネ・ルフェーヴル)を殺害、ジルベールが強盗して手に入れた宝石類を持ち出して空き地に埋めた。親友のシリアン(ジャン=ポール・ベルモンド)はかねてから密告者という噂があったが、モーリスは彼に仕事の協力をしてもらう。ところが、モーリスは警官隊に包囲された。モーリスはシリアンを疑う。 複雑な脚本でびっくりした。密告者を巡って捻った展開が見られる。ちょっとしたサプライズがあるというか。しかも、それでいてフィルム・ノワールらしいB級感も漂っている(車を運転するシーン…