ジューサーとは、野菜や果物のジュースを採取する調理器具。
手動タイプと電動タイプに分かれる。
レバーを回転させて上からプレスするタイプは、力がなくても簡単にジュースは搾れるが、オレンジやグレープフルーツなど皮の厚い柑橘系のみと用途がかなり狭い。
握力を鍛えるハンドグリッパーのようなタイプは、オレンジなど柑橘系に加え、葡萄やイチゴなど搾れる品目は増えるが、力がかなり必要で非力な方には非常に厳しい。
高速回転する下し金で野菜や果物を摩り下ろし、遠心分離でジュースと搾りかすに分けるタイプ(高速ジューサー)と、スクリューの低速回転で材料を圧搾するタイプ(低速ジューサー)とに分かれる。
手動タイプに比べ、ほとんどの野菜や果物からジュースを採取できる。
高速・低速とはジュースが出来る時間を示しているわけでなく、ジュースを採取する器具の回転数を示している。
高速回転は約 5000〜6000 回転 / 1分、低速回転は約 80〜90 回転 / 1分 と回転数が大きく違うが、一般的な普及品を対象とするとジュースを採取する時間にはさほど変わりない。
高速で摩り下ろす高速ジューサーより、低速で圧搾する低速ジューサーの方が、野菜や果物の素材に優しいとされ、また、採取できるジュースも多い。
ジュースの採取量としてキャベツを材料とし例えると、高速ジューサーは厳しいが、低速ジューサーは難なくこなす。