レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「警部 Flic ou voyou(刑事か、ヤクザか)」(1979)です。 最近、「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」と名をうって彼の若き傑作群を劇場上映しているのを知りました。今週中に劇場に駆け付けますが、先ずはロートネル監督の快作からご紹介したいと思います。 物語は南仏、ニース。モーテルで死んでいる男女。刑事二人が現れ、男だけを車に乗せて運び出す。崖の上の車で、刑事の一人が、もう一度男の頭に銃弾を放つ。 潜入警視ボロウィッツ(J・P・ベルモンド)は、ニースに到着するや否や殺されたベルトラン刑事の未亡人を訪問する…