油絵を描きはじめるキッカケとなったジョルジョ・デ・キリコ (Giorgio de Chirico)について書く。 24~25歳の頃にカナダのトロントに留学していて、 留学中にニューヨークへ旅行に行った。 観光客丸出しでプラプラ観光地を廻っていたが、 MoMAにて運命の出会いを果たす。 当時の自分は画家についての知識は全くなく、 「ピカソ、アンディ・ウォーホルは名前を知ってるぞ」なレベルであった。 有名な絵を前にしてもピンと来ない、絵画に関してのGスポット開発前の不感症であった為か、次から次へと飾られている世界的名画をかなりのスピードで見て進んだ。 その中で足が止まったのがキリコの絵だった。 そ…