『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』――あの衝撃作の続編。物語は前作から2年後、アーサー・フレックが収監されているアーカム州立病院から始まります。裁判の行方を追う中で、ジョーカーという存在はさらに深い闇と幻想の狭間へ・・。 妄想の世界に滑り込むような、突然のミュージカルシーン。そして、舞台演劇を思わせる演出。観ている側も次第に、現実と幻想の境界が曖昧になっていくような錯覚に陥ります。 単純な暴力や怒りの物語ではなく、現実と虚構、弱者と強者、その立場さえも入れ替わっていく。まるで、この社会そのものを映す鏡のようだ。 人は誰もが何かを“演じて”生きている。演じるうちに、どこまでが現実でどこからが虚構な…