再び鹿児島への出張です。今日の会合でとりあえず、一連の仕事はひと段落します。当然のことながら、今度の新幹線の旅も何度もトンネルを抜けるので、前に書いた「内」や「外」のことについても考えてしまいます。なんとかのひとつ覚えのようだとは思うのですが。トンネルを抜けた向こうが外であるという経験は、日常生活で頻繁にあるものではありません。紙の上に円を描いて、円の内側は「内部」、外側は「外部」というのが普通のものの考え方であって、円の内側を外部とし、円の外側から覗き込んで、外部にフォーカスすることは、ごく稀なことだと思います。しかし、こんなことはよく考えるのです。私より少し上の世代で、ジョーン・バエズの『…