Joe Pass (1929−1994) ジャズ ギタリスト 代表作のタイトルそのままに「ヴァーチュオーゾ」(巨匠、名人の意)の名を欲しいままにしたギタリスト。アート・テイタムを思わせるオーケストラルな奏法により、ソロ・ギターという演奏形態にかつてない境地を示した。 麻薬禍で二十代を棒に振るも、復帰して後にパブロの専属となってからの躍進はめざましく、実力、知名度ともに居並ぶ大物プレーヤー達と遜色ない存在となった。
ジョー・パスについては過去に当ブログで初リーダー作「キャッチ・ミー」と「フォー・ジャンゴ」をご紹介しました。そこでも書いていますがパスは30歳過ぎまでジャズギタリストとして全く注目されず、それどころかヘロインに溺れてまともに演奏活動すら行えませんでした。そんなパスが初めて脚光を浴びたのが1961年録音の「サウンズ・オヴ・シナノン」です。シナノンと言うのはロサンゼルス郊外のサンタモニカにあった療養施設の名前で、重度の麻薬中毒者ばかりが集まっていました。そこにはパスのようなジャズミュージシャンも多く収容されており、彼らが結成したバンドのセッションの模様をパシフィック・ジャズが録音したのが本作です。…
モダンジャズ屈指の名ギタリストとして知られるジョー・パスですが、彼は遅咲きのミュージシャンでした。1929年生まれの彼がギタリストとして活動を始めたのは40年代半ば頃。ただし、全く注目を浴びることはなく、にもかかわらず一丁前にドラッグの味だけは覚え、50年代はヘロイン中毒でシャバとムショの間を行ったり来たりとろくでもない日々を送っていたようです。ただ、そんな麻薬依存がある意味彼のキャリアを好転させることになるから人生わからないものです。きっかけは1962年の「サウンズ・オヴ・シナノン」。カリフォルニア州サンタモニカの”シナノン”と言う麻薬更生施設に入院していた6人のジャズマンの演奏をパシフィッ…
ジャンゴ・ラインハルトと言うギタリストがいます。ベルギーのフランス語圏生まれで主に1930年代から40年代にかけてパリを拠点に活躍しました。名前がフランスっぽくないですが、それは彼がロマ系(俗に言うジプシー)だからです。当時のヨーロッパではアメリカ伝来のスイングジャズが大ブームでしたが、彼はそこにジプシーの伝統音楽の要素を持ち込み、”ジプシー・スイング"と呼ばれるスタイルを確立。また、それまでリズムを刻む伴奏のための楽器としか見なされていなかったギターで華麗なソロを取り、主役の座に押し上げた点も革命的とされています。 以上は全てWikipediaで調べたものです。私もジャンゴ・ラインハルトの名…
今日は、(亡くなった)デヴィッド・ヨハンセンについて書こうかな、と思っていた。家には彼のレコードが3枚ある。この3枚をゆっくり聴いてみるか、と思ったのだが、その前に聴いたレコードにぶっ飛んでしまった。デヴィッド、ごめんよ。いつか記事に書くからね。 そのレコードとは、エラ・フィッツジェラルドとジョー・パスの「Take Love Easy」というレコードだ。昨日、ホントに予備知識もなく何気なく買ったこのレコード(1100円だった)に心を奪われっぱなしなんだよね。 まずは1曲(タイトル曲)聴いてみてよ。今日はこんな感じでいきますね。 www.youtube.com どうだった? 僕はレコードに針を落…
【AMU】==【AmazonMusicUnlimited】 【SPD】==【SpotifyDownloads】 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆だけど曲は知ってるにゃあ;^・^! バット・ノット・フォー・ミー(But Not For Me) アイ・ガット・リズム(I Got Rhythm) サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー(Someone to Watch Over Me) ’ス・ワンダフル(’S Wonderful) トカトカリンリンとかりんりん!v^O^!ソース元:【ラジオ・スイス・ジャズ(Radio Swiss Jazz)】 https:/…
不世出のジャズ・ギターの名手、ジョー・パスはインタビューでこう語ったことがある。「まちがった音というものは存在しない。あるとすれば、まちがった場所にあるというだけだ。音楽にまちがった音はないんだ」と。 *** 才能の査定とは、一種の承認であり権威づけである。それはとりもなおさず価値の安定につながる。 芸術作品には観念的な資本価値があり、批評家や評論家がそれを精査し、評価し、位置づける。きわめて幸福な場合には。 役割が人間をつくるというが、批評家や評論家や芸術家もその伝にもれないのか、どうか。私はかんがえたが、ついに結論は得られずじまいだった。
寒い。とにかく寒い。昨日も今日も、朝一番は太陽の光がいっぱいだったので、ついだまされて窓を開けると、待ってましたとばかり強烈に冷たい外気が忍び込んできた。やがて太陽の光にも力が無くなり、気がつけば曇り空になっている。そんな中、綿雪がちらちら舞っていたりして、窓の外のシクラメンも、風に揺られて心なしか寒そうだ。ま、当たり前かな。今日は旧暦の1月8日。先週の日曜日が元日だったしね。 この冬は、考えなきゃならないことがたくさんあって、そんなときでも、ふっと力を抜く時間が欲しいと思う。形ばかりだとしても「休日」と名がつけば特にそんな感じだろうか。さっと頭を切り替えて車に乗り込み、小一時間走った後にお茶…
本日取り上げるのは白人ギタリスト、ジョー・パスが1970年に発表した「インターコンチネンタル」です。1960年代に遅咲きの天才ギタリストとして登場し、「キャッチ・ミー」「フォー・ジャンゴ」などの名盤を発表した彼ですが、その後は人気が逆に災いしてボサノバやポップス曲を取り上げた売れ線狙いのアルバムが続きました。当時はモダンジャズそのものが行き詰まり、方向性を模索していた時代ですからそれも仕方ありません。そんな中で発表された「インターコンチネンタル」はパスのギターの妙技を、ベースとドラムというシンプルなトリオで表現したストレートアヘッドな作品。録音したのはドイツのMPSというレーベルで、本場アメリ…