今も昔も、女性が自立して生きるのは難しい。でも、頑張る彼女らの生き方には感動を覚えるのです。 1.女たちのジハード(篠田節子) 働く女性たちの一生懸命ストーリー。出版されてから10年もたっていないのに、とっても古く感じる。みんな、嫌なところもありながらステキな女性で応援したくなるけど、「力を入れるところが違うよ、古いよ」って言いたくなる。でも、この10年で変わったのは会社のほうですね。彼女らの時代があったから、会社も社会も変わってくれたのです。 2.サラマンカの手帖から(辻邦生) 高校の時に読んだこの短編、実は真相を理解できていませんでした。パリに住む日本人カップルが、スペインの古都サラマンカ…